ホルモンバランスの乱れは薄毛の原因に!そのメカニズムとは?

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

血液循環

「ふと気づいたら薄毛になって頭皮が目立つようになった」とお悩みの方はいませんか。もしかすると、その薄毛はストレスによるホルモンバランスが崩れたことが原因になっているかもしれません。

いったいストレスによるホルモンバランスの乱れは、どのような要因で髪に悪影響を与えているのでしょうか?ここでは、そのメカニズムについて詳しく解説していきます。

ストレスは自律神経を乱す原因となる

ストレスを受ける

働き盛りの男性の場合、日常的にストレスを感じる機会が多い傾向です。取引先との駆け引きだけではなく、会社内での上司からのプレッシャーなど、さまざまなストレスにさらされて生活しているケースが多いでしょう。

人の体というのは、交感神経と副交感神経と呼ばれる自律神経によって、さまざまな反応を引き起こします。交感神経と副交感神経は、脳からの指令により、どちらかが優位な状態になり血圧の上昇や下降、心拍の促進や緩徐、血管の収縮や拡張などをコントロールしているのです。

強いストレスを受けてしまうと、人は自律神経が乱れ、本来整えられるべき身体状態が整えられなくなるでしょう。さらに、自律神経の乱れによってホルモンバランスも乱れ、体全体にさまざまな悪影響を及ぼしていきます。髪に対しても薄毛や抜け毛により、部分的もしくは全体的にハゲてしまう状態になる恐れがあるのです。

髪には成長ホルモンが必要不可欠

毛根

髪が成長するためには、十分な栄養を摂取するだけではなく、体内で生成されるホルモンが重要となります。なかでも成長ホルモンと呼ばれるホルモンは、体の成長や傷ついた組織の修復を行う際に助けとなるホルモンです。

髪が伸びていくためにも、この成長ホルモンが必要不可欠なのですが、ストレスなどによってホルモンバランスが乱れてしまうと、成長ホルモンの分泌にも影響を与えてしまいます。その結果、髪が伸びるスピードが他の人よりも遅くなってしまったり、髪が細くて弱い状態で伸びてしまったりするリスクがあるのです。

ホルモンバランスの乱れで抜け毛となるメカニズム

脳のイラスト

ストレスを受けてしまうと、脳内においてセロトニンの分泌量が減少してしまいます。幸せホルモンともいわれているセロトニンは、幸福な気分になったり精神が安定したりしているときに分泌されます。セロトニンの分泌量が減少すると、アドレナリンやドーパミンなどが優位になってしまうのです。アドレナリンやドーパミンの分泌量が優位になると、男性ホルモンを多く分泌するように命令が下されます。

そのため、ストレスにより脳から指令される神経伝達物質のバランスが崩れて、ホルモンバランスの乱れの原因になります。男性ホルモンの量が増えると、男性型の薄毛(AGA)のリスクが高まることから、ストレスにより薄毛になってしまうケースが増えてしまうのです。

また、ストレスを受けてしまうとホルモンバランスが崩れるだけではすみません。例えば、「血管収縮によって髪に栄養がいきわたりにくくなる」「食欲不振によって髪の生育に必要な栄養素を摂取できない」といったような弊害もあります。これらが、複合的に影響しあうことによって薄毛になってしまうリスクがさらに高まるのです。

活性型男性ホルモン ジヒドロテストステロン(DHT)とストレスの関係

毛乳頭

AGAなどの男性型脱毛症は、男性ホルモンが原因であると知られています。しかし、実のところAGA患者とAGAではない人とでは、血液中の男性ホルモンの濃度にそれほど大きな違いはありません。それなのに、どうして男性ホルモンが影響しているのかというと、活性型男性ホルモン(DHT)が関係しているのです。

活性型男性ホルモンとは、ジヒドロテストステロンとも呼ばれており、通常の男性ホルモン(テストステロン)に比べて、10倍活性が高い男性ホルモンだとされています。活性が非常に高い男性ホルモンということで、通常よりも髪に対して影響を強く与えてしまうとされているのです。

AGAで悩む方には、通常の男性ホルモンをこのジヒドロテストステロンに変換してしまう5α-リダクターゼという酵素の活性が他の人に比べると高い傾向です。髪の毛乳頭細胞の中にあるジヒドロテストステロンの濃度が非常に高いため、薄毛になりやすくなっています。

さらに、5α-リダクターゼの活性が高い場合、ジヒドロテストステロンと結合して薄毛を引き起こす、男性ホルモン受容体も多く発現しやすい傾向です。そのため、複合的に影響しあって薄毛をよりいっそう進行させてしまうのです。

結合したジヒドロテストステロンは、適切なヘアサイクルを乱して、髪の成長期を短くしてしまう作用があります。通常であれば、3~5年で髪の毛が成長していくにもかかわらず、数ヵ月から1年程度に成長期が短くなるため、髪が十分に伸びきる前に退行期そして休止期に移行して脱毛してしまうのです。

まとめ

ストレスによりホルモンバランスが崩れてしまうと、成長ホルモンの分泌が減少することによって、必要な成長が行えません。また、ホルモンバランスが崩れてしまい男性ホルモンが優位な状態になってしまいます。

特にAGAに悩む方は、男性ホルモンがジヒドロテストステロン(活性型男性ホルモン)に変換されやすく、さらにAGAが進行してしまいがちです。そのため、ストレスを溜めすぎないようにすることがとても重要といえるでしょう。

記事の参考URL

https://www.aderans.co.jp/kamiwaza/usugeno_taisaku/archenemy_of_stress_hair/

https://eral.co.jp/labo/man.html

https://hagepedia.hatenablog.com/entry/2019/02/25/162127

https://www.nailist-jobs.jp/%E9%AB%AA%E3%81%8C%E4%BC%B8%E3%81%B3%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8C%E6%97%A9%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%AF%E5%AE%9F%E3%81%AF%E5%81%A5%E5%BA%B7%EF%BC%81%EF%BC%9F

http://www.biotech.ne.jp/column/nukege/archive90/

 

公開日:2019/09/30

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