薄毛とファッションの相互作用。「かっこいい」のために必要なのは?

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

「髪の状態で、自分が求めるスタイルを制限されたくないんだよ」

そう語る男性。優しい表情でありながらも、そのまなざしは力強い。50代とは到底思えないような若々しさで満ち溢れていた。

自分がしたいおしゃれを楽しめるということは、自分に自信を与えてくれるもの。女性からのウケも全く変わるし、「このほうが良い」と思ったことをやるだけだと言う。

「視力が悪くなったときは、メガネやコンタクトするでしょ?それと同じで、状態を良くするために増毛をするってだけなんだ。難しい話じゃない」と話す、彼の増毛観を取材した。

何十万もするカツラメーカーでの育毛。その結果は

髪を気にする男性

「とうとう毛量が減ってきたか…」と感じはじめたのは、社会人になってからだった。ヘアスタイルがキマらなくなり始めたのだ。

誰かから「髪の毛薄いよ」なんて指摘されたことはない。毎日自分の目で見て、手で触れていれば、小さな変化でも気付いてしまうものだろう。

家系的に自分が薄毛になっていくことはわかっていた。だからこそ、完全に薄毛になってしまう前の段階からあれこれ試していた。

最初は市販の育毛剤。どうにも効果が感じられず、とあるカツラメーカーで何十万もする育毛コースを契約した。当時、私は25,6歳。

ただ、頭皮に塗る薬剤が自分には合わなかったのか、フケが出る。「ちょっとこれはきつい」と、結局3回ほど行って通うのをやめてしまった。そのあとには部分的な増毛も体験したが、求めていたものとは違っていたこともあり、そのメーカーとのご縁はそれまでだった。

スキンヘッドを選択するということ

薄毛になっていくのを受け入れたわけではない。髪の毛がファッションにまで影響してくることは明らかだ。薄毛がこのまま進行していったら、似合う服もだんだんとなくなっていく。かといって、薄毛が目立たないようにスキンヘッドにしても、スキンヘッドに合うファッションを選ぶようになる。

スキンヘッドの男性

予備校生時代に、受験を控えて心機一転、坊主頭にしてみたことがあった。心境としては「花山院の出家」という古典からの引用になるが、実にさっぱりとして色々なことに諦めが付く。そのことで受験勉強に集中できたのは確かだが、嫌になるほどこの坊主姿は自分には似合わなかった。それに気付いたことで、なおさら「自分に合う髪型であること」の大切さが身に沁みてわかった。

私が増毛を選択した理由

改めて言うようだが、髪の毛の状態によって、ファッションというものは制限されてしまう。着たいものを着られないことは、ただただストレスで不自由さを感じるし、何よりも自己表現ができないということは、少なからず自信喪失にも繋がる。それだけではない。ファッションが限られてしまうことで、女性からの評価も今ひとつになるだろう。

男性 ファッション

だからこそ、私は30歳のときに「増毛」という選択をした。

増毛は、育毛コースで通っていたメーカーとは違うメーカーでスタート。地毛とカツラを編み込んでしまうというものが特徴的で、興味を持ったことが始まりだった。

予想通り、そのカツラは素晴らしいものだった。始めてからもう20年以上になるが、ずっと増毛を続けていることがそれを証明している。これからもずっとお世話になるだろう。

今では懐かしい話だが、当初は髪が完全に薄くなる前から増毛を始めていたこともあり、自分の地毛を剃って、カツラのボリュームや装着感を調整していた。

今はそんなことをする必要もなく、そのあたりは年齢と共に自然にフィットしてくるものだった。ただ、予想していたよりもやや早めに地毛が薄くなった気はするが、結局薄くなるのなら一緒だなと思う。

私の増毛観。ファッションと髪の毛と女の子のウケと…

ハートを持つ男性の手

増毛することで、「自分は薄毛だから…」と自信がなくなることも、ファッションが制限されることもなかった。当時付き合っていた彼女は、「増毛したあとのほうが良いよ」と言ってくれた。職場の女性もそうだった。増毛前と増毛後。ビフォーアフターというが、アフターのほうがいいなら、このまま続けようという気持ちにもなる。

私は結婚しているが、当然妻は結婚前から増毛していることを知っている。男性よりも女性のほうが、カツラや増毛に対してのアレルギーが少ないのだとわかった。幼い頃から、ヘアスタイルが違うだけで、周囲の女の子の反応にも差があることを敏感に感じていたものだ。

目が悪くなってメガネやコンタクトをするのも、整形をするのも、一度してしまったらする前に戻すことは出来ない。だが、どちらも「その方が良い」からやっているわけで、ずっと続けていくことになんの問題もない。これは髪も同じだと私は思っている。

「やるべきこと」をした、私の今

男性の足元

人生の選択肢としては、その方が良いと思えることをやるべきだし、メガネも増毛もした方が良くなるのならやるべきなのだ。これが私の出した結論だ。

今の髪になってから、もう何の心配もなく安心していられる。

結婚して子供にも恵まれた。もし、自分のように薄毛を気にして相談してきた人がいたら、「増毛した方が良くなると思うなら、した方が絶対にいいよ」と言ってあげられるかもしれない。それくらい、増毛で得たものは大きかった。

これを読むあなたも、一歩踏み出せますように。


この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

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公開日:2020/03/02

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