客観性を大事にしてきたからこその「増毛」という産物

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

増毛の話を聞いていく中で、自然と客観性の大切さを説いてくれた。他者からどう見られるのか、他者はどう感じるのか。相手の気持ちを考えることが出来るから、踏み出せない一歩が踏み出せる。

聞けば、増毛のきっかけも客観的に自分を見たからで、客観性を持っているから増毛も決意出来たと教えてくれた。だからこそ、思うことがあるそうだ。

「スマホやカメラの進化のおかげで客観的に見られる機会の多い現代の方が、昔よりも薄毛に悩んでいる人は多いかもしれない」

そんなふうに考えられるのも、他者を思う気持ちを自然に持っている人だからだろう。増毛によって自分が変わったからこそ、悩んでいる人がいたら手を差し伸べたい。そんな思いが溢れている。

増毛は客観性を大事にしてきた産物

「人間は客観性がないとダメになる」

客観的に「自分を見る癖」をつけていると、立ち居振る舞いや言動、社会性が良くなっていくだろう。だから、客観性を忘れてはいけないし、もうひとりの自分がいつも見ていると思って行動すれば、きっと、どこに行っても受け入れてもらえるような人間になれる。そう考えてきた。

objective

周囲から見た自分を想像して、どう映るのかを意識するだけでも、きっと何かが変わっていく。そうした客観性を大事にしてきたからこそ増毛をした。

それに、ある日突然見た目が変わるので、周囲に対しては「イメチェンする」と事前にアナウンスもしていたのだ。みな「楽しみ」と言ってくれたから、増毛後も常々ヘアスタイルをチェックしているし、製品の手入れもしっかりと行っている毎日だ。

学生時代の薄毛での屈辱

そんな私は、大学生だった10代のころ、友人に薄毛を指摘された。大学の課程で脳波を取る研究があった。その工程で、頭皮に印をつけていくのだが、毛量が多かったり、髪が長かったりするとスムーズに行かないことが多い。でも「お前の頭はつけやすいな」と言われたのだ。その言葉を聞いて「髪の量が少ないんだ」と感じていた。

そのときは、そこまで深刻には考えていなかったが、薄毛は着実に進行していく。もともとマリンスポーツやウインタースポーツが好きでよく出かけていたのが、20代に入って海に行ったときに「人よりも薄い」と自覚した。髪が濡れると、スケスケになっていたからだ。仲間からも冗談半分でいじられる始末。悪意があるものだとは思わなかったが、やはり気になるし「ちょっとやばいかな」と感じてもいた。

女性のつむじ

薄毛を直視しようとしない自分が打ちのめされた瞬間

当初は「これは俺の素だから」と認めるのが嫌で、あえて気にしないようにしていたが、進行は止まらないので育毛剤などを試してみた。市販のものは効果を感じることが出来ず、海外旅行で手にした育毛剤を取り寄せる時期もあった。それは少しだけ効果があって、産毛だけは生えてくるものの、それで終わり。黒々とした髪は戻らなかった。

市販の薬は、このくらいが限界だろう。そう思った矢先、決定的な出来事があった。それも自分の結婚式のことだ。当日のビデオを見直していると、自分が下を向く姿が映る。すると地肌が見えているのだ。「薄毛が進行している」「どうも薄い」と、改めて意識した。

現代では、自分の写真を撮影して見直すことは簡単だ。だから、もしかすると当時よりも、薄毛に気づいて悩んでいる人は多いかもしれないと感じているが、昔は、それが簡単な時代ではなかったから、客観的に自分を見るのはイベントごとで写真やビデオを撮影する時に限られていた。そういう機会が、本当に少なかったのだ。他覚的に見ないし、頭皮の状態を見てもらうこともない。だから自覚をしにくかった。

デジタル

弟のカツラを参考に増毛を決断

そこで増毛に関して、いろいろと調べて資料を取り寄せた。実は弟もレベルの高い薄毛で、大手メーカーでつくった着脱式のカツラをつけていた。似合っているし若々しい。

「兄貴もやれば?」

その一言で、増毛を決めた。

だが、着脱式は「どうしてもずれるし、運動して汗をかくとすべる」と弟は言う。当時はマリンスポーツをしていたから、着脱式で「ぽろっと取れたら恥ずかしい」と考えていた。でも、増毛を扱うメーカーは着脱式が主流。「これだ」というのがなかったが、偶然にも編み込みタイプの増毛法があることを知った。それならば、海に入れるし、運動をしても問題ないだろう。

「これはいけるかもしれないし、自分に合っている」と感じた。同時に「実物を見ないとなんとも言えない」とも思って、説明を聞きに行った。

実際の店舗で実物を見てみると、その毛質に驚いた。人毛100%らしく、不自然なツヤがまったくないし、試着をしても全然違和感がない。それに、対応してくれる女性の店長さんが、とても好印象だった。うさんくさそうな感じも無理に売ろうということもない。本当に好印象で、彼女の存在が決め手になった。増毛を続ける中で彼女は異動したが、挨拶をしに別の店舗に行ったこともあったほどの、お世話になった「人生の恩人」なのだ。

店員

増毛で解き放たれた積極性

そうした人々との出会いもあって、実際に増毛を始めてみると、引っ込み思案になりがちだった自分自身に変化が出てきた。もともと社交的で人との交流が好きな性格だ。それが薄毛だったことで、腰が引けるような場面が出てきていたのだ。周囲は、他人の頭髪をそこまで気にしていないのだろうが、どうしても「見られている」と思ってしまう。冷静に考えられないほどの精神状態に陥っていたのだ。

でも増毛後は、お世辞も含まれているかもしれないが、実年齢を言うと驚かれるほど若く見られたり、周囲の目を気にしなくなったことで積極性のギアが2段くらい上がった。そんなふうにうれしい変化を感じながら、長らく仕事に趣味に邁進してきた。

ガッツポーズ

振り返ってみても増毛をして良かったと感じるし、積極性が戻ってきたからこそ、今後は医学系のボランティアなどをしてみたいと考えている。これまで仕事で培ってきたことを生かして、ダイエット等を含めた健康指導などをしてみたい…。

そんな夢を描いている。


この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

詳細は以下リンクからご覧ください。まずは気軽に無料体験!納得してから始められます。

公開日:2020/06/07

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