【髪と生活習慣の関係】薄毛を気にする男性が見直すべき日常のあれこれ

髪コト編集部
プロフィール 2025/01/28

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

鏡を見るたびに、抜け毛の多さや髪のパサつきが気になることはないでしょうか。実は、日常生活の中で何気なく行っている習慣が、頭皮や髪の健康に悪影響を与えている可能性があります。ストレスや睡眠不足、喫煙、偏った食生活など、頭皮や髪に負担をかける要因は意外と身近に存在します。また、正しいヘアケアを知らないまま、気づかないうちにダメージが蓄積しているケースも少なくありません。

そこで本記事では、頭皮や髪に悪影響を及ぼす要因を、生活習慣、食べ物、ヘアケアの観点から詳しく解説します。髪の健康を守るために、ぜひ一緒に確認してみましょう。

頭皮と髪に悪影響を与える生活習慣

私たちの日常生活には、知らず知らずのうちに髪と頭皮に悪影響を与えている習慣が潜んでいます。ストレス、睡眠不足、喫煙などは、髪の健康を損なう大きな要因となっています。

これらの生活習慣が頭皮と髪に及ぼす影響について詳しく解説するとともに、それぞれの問題を改善するための具体的な方法を紹介します。

常にストレスを抱えている

ストレスは頭皮や髪にさまざまな影響を及ぼします。ストレスを受けると自律神経が乱れ、頭皮の血流が低下することがあります。これにより、毛母細胞の働きが鈍くなり、ヘアサイクルが正常に機能しなくなる可能性があります。

また、ストレスによるホルモンバランスの乱れは、髪の成長を助けるホルモンの分泌に影響を与え、髪の健康状態に悪影響を及ぼすことが研究で示されています。特に、ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されると、毛包に直接影響を及ぼし、発毛のサイクルに悪影響を与える可能性が指摘されています。

ストレスを軽減するためには、深呼吸やストレッチ、瞑想などを日常に取り入れ、リラックスする時間を作ることが重要です。また、趣味や適度な運動でストレスを発散することも、髪の健康を守るために役立ちます。

基本的に睡眠不足である

睡眠不足も頭皮や髪の健康に影響を与える可能性があります。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、これが髪の成長や頭皮の修復をサポートするとされています。しかし、睡眠が不足すると、このホルモンの分泌が十分に行われず、髪の成長に必要な栄養やタンパク質の合成が妨げられる可能性があります。

また、睡眠不足は自律神経のバランスを乱し、頭皮の血流が低下することで、頭皮環境が悪化する要因になるとも考えられています。

健康的な髪を維持するためには、十分な睡眠を確保し、その質を高めることが重要です。一般的に、就寝と起床の時間を一定に保ち、夜間のリラックスした環境を整えることが推奨されています。特に、寝る前の1～2時間はスマートフォンやパソコンの使用を控えることで、眠りにつきやすくなることが期待できます。

タバコを吸っている

喫煙は頭皮や髪の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、頭皮への血流を減少させることが知られています。その結果、髪の成長に必要な栄養が十分に供給されず、ヘアサイクルが乱れるリスクが高まると考えられます。また、喫煙は体内の酸素供給を妨げるため、頭皮の細胞が正常に機能しにくくなり、髪の健康状態が低下する可能性も指摘されています。

さらに、喫煙は頭皮の環境に悪影響を及ぼし、フケやかゆみ、炎症などのトラブルにつながる場合があります。禁煙をすることで頭皮の血流が改善され、髪に必要な栄養が行き渡りやすくなることが期待できます。禁煙を継続するには、ガムを噛む、適度な運動を取り入れる、リラクゼーション法を試すなど、自分に合った方法でストレスを軽減する工夫が重要です。

頭皮と髪に良くない食生活とは

ハンバーガーを食べる薄毛の中年男性 — 栄養バランスを軽視した食生活を続けていると……

髪の健康に欠かせない栄養素や、それらが豊富に含まれる食品、逆に控えるべき飲み物などについて詳しく見ていきましょう。タンパク質、亜鉛、鉄分、ビタミン類など、髪の成長や維持に重要な栄養素を意識的に摂取することが大切です。一方で、コーヒーやアルコールの飲み過ぎには注意しましょう。

髪に必要な栄養素と不足しがちな食品

髪の健康を維持するためには、タンパク質、亜鉛、鉄分、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンEなどの栄養素が重要です。これらは髪の主成分であるケラチンの合成を助け、頭皮環境を健やかに保つ働きをします。

しかし、中には多忙な生活などによる偏食で不足する方もいます。例えば、亜鉛は牡蠣やレバー、ナッツ類に含まれていますが、これらは調理の手間や嗜好により、十分に摂取されない場合があります。鉄分も同様に、月経などで必要量が多い女性を中心に、不足しやすい栄養素とされています。

髪の健康を促進する食品

タンパク質を多く含む肉類、魚介類、卵、大豆製品、亜鉛が豊富な牡蠣、海藻類、レバー、豚肉、魚類、卵黄、アーモンド、ウナギ、緑黄色野菜などが挙げられます。これらの栄養素を効率的に摂取するためには、さまざまな食材をバランス良く食べることが大切です。

また、ビタミンCを含む食品と鉄分を多く含む食品を一緒に食べたり、亜鉛の吸収率を高めるためにクエン酸を含むレモンなどを搾って食べるのも効果的です。毎日の食事にこれらの栄養素を意識的に取り入れることで、内側から健康で美しい髪を育むことができるでしょう。

髪に悪影響を与えかねない飲み物と摂取量

コーヒーやアルコールは、摂取量によっては髪の健康に影響を与える可能性があります。コーヒーに含まれるカフェインは、適量であれば血行を促進するとされますが、過剰に摂取すると逆に血管を収縮させ、頭皮への血流を阻害する恐れがあります。

一方、アルコールは過剰に摂取すると亜鉛などの栄養素の排出を促進し、髪の主成分であるタンパク質の合成に影響を与える可能性があります。また、アルコールの利尿作用により体内の水分が失われ、髪や頭皮が乾燥しやすくなることもあります。

ただし、適量であればこうした影響は最小限に抑えられると考えられています。例えば、コーヒーは1日1～2杯、アルコールは適度な量（ビールなら500ml）を目安に摂取することで、髪や体全体の健康を保ちながら楽しむことができます。日々の生活では、バランスを意識しながら適切な量を心がけることが重要です。

要注意！頭皮と髪に悪いヘアケア習慣

頭皮と髪に悪いヘアケア習慣を見直すことは、薄毛が気になる男性にとって重要な課題です。ここでは、正しいシャンプーの選び方と使い方、頭皮マッサージの効果と正しいやり方、ドライヤーの使用法と注意点の3つの観点から、髪と頭皮に優しいヘアケア方法を詳しく解説します。自分の髪質や頭皮の状態に合ったヘアケア習慣を身につけることが、健康的な髪を維持するための鍵となるでしょう。

正しいシャンプーの選び方と使い方

正しいシャンプーの選び方と使い方は、頭皮や髪の健康を守るために欠かせません。自分の髪質や頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶことが重要です。例えば、硬くごわつく髪には柔らかさを与える成分を、ボリュームが出にくい軟毛にはハリやコシを高める成分を含むものが適しています。また、乾燥しやすい頭皮には保湿成分配合のシャンプーを、皮脂が多い頭皮には洗浄力のあるシャンプーを選ぶのがよいでしょう。

おすすめは、薄毛専門理・美容室スヴェンソンが手掛ける「ヘアライズ® TIスカルプシャンプー」です。頭皮や髪へのダメージを気にする方々に支持されており、7つのフリー処方で頭皮に優しい設計となっています。さらに、天然由来の有効成分が配合されており、効果と安全性のバランスが考慮されています。興味のある方は下記からチェックしてみてください。

シャンプーを使用する際は、適量を手のひらでよく泡立て、指の腹を使って優しく頭皮を洗うのがポイントです。ゴシゴシと力を入れすぎると、頭皮や髪に負担をかける恐れがあるため注意しましょう。また、すすぎは丁寧に行い、シャンプー成分が残らないようしっかりと洗い流すことが大切です。

頭皮マッサージの効果と正しいやり方

頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進し、毛根への血流が改善されることで、健康な髪の成長をサポートすると考えられています。また、頭皮のコリをほぐすことで、リラックス効果も期待できます。

正しいマッサージ方法としては、指の腹を使って頭皮全体を優しく揉み込むように行います。額の生え際から頭頂部に向かって指をずらしながら、ゆっくりと頭皮を引き上げるようにマッサージするのがポイントです。さらに、こめかみや頭頂部のツボを押すことで、より効果が得られる場合があります。

洗髪時には、シャンプーの泡を利用して同様の要領でマッサージを行うと効果的です。この際、爪を立てずに指の腹を使い、心地よいと感じる程度の力加減で行いましょう。マッサージは1日1回、数分程度を目安に行うと、頭皮や髪の健康維持に役立つとされています。習慣化することで、頭皮環境の改善や髪の成長を促すサポートとなるでしょう。

ドライヤーの使用法と注意点

ドライヤーの使い方を間違えると、髪にダメージを与える原因となります。髪を傷めないためには、ドライヤーを髪から10〜15cm程度離して使用することが大切です。また、同じ場所に熱風を当て続けるのではなく、ドライヤーを小刻みに動かしながら乾かしましょう。髪が濡れた状態では熱に弱いため、まず根元から中間部を7〜8割程度乾かし、その後ノズルを付けて毛先に風を当てるようにすると効果的です。

仕上げに冷風を使うことで、キューティクルが整い、髪の表面が滑らかになりやすくなるため、ツヤが出て見える効果が期待できます。また、冷風で仕上げると、髪型が崩れにくくなるというメリットもあります。温風と冷風を上手に使い分けることで、髪を健やかに保ちながらスタイリングを楽しむことができます。

頭皮と髪のトラブルを予防・改善するための習慣

健やかな髪と頭皮を保つためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。ここでは、季節の変わり目に注意すべきヘアケアの方法の他、プロによる頭皮ケア＆クレンジングの活用について解説します。

季節の変わり目に注意すべきヘアケア

季節の変わり目である春と秋は、抜け毛が増えやすい時期といわれています。この時期は、気温や湿度の変化が大きく、頭皮環境が乱れやすくなることが影響している可能性があります。また、新生活や環境の変化に伴うストレスが、抜け毛を促進する一因と考えられています。ただし、これらの影響は個人差があり、全ての人に当てはまるわけではありません。

季節の変わり目の抜け毛を防ぐためには、これまで述べてきた適切なヘアケアが重要です。頭皮を清潔に保つことや、髪の水分を維持するための保湿ケア、紫外線対策をしっかり行うことが効果的です。また、ストレスを溜め込まないように、十分な睡眠や適度な運動を心がけることも、頭皮と髪の健康を保つ上で役立ちます。

プロによる頭皮ケア＆クレンジングを活用

日々のシャンプーだけでは落としきれない毛穴の奥の汚れや余分な皮脂が、頭皮トラブルや抜け毛の原因となる可能性があります。このような問題を根本から解決するには、プロによる頭皮ケア＆クレンジングが効果的です。

薄毛専門理・美容室のスヴェンソンが提供する「頭皮ケア＆クレンジング」は、専門技術を生かして自分ではケアしきれない汚れを徹底的に除去してくれます。施術時間は約30分と短時間でありながら、血行を促進し、頭皮環境を整える効果が期待できます。

さらに、スヴェンソンでは頭皮ケアとデザインカットを組み合わせたセットコースも提供しており、髪型やスタイリングの相談も一緒に行えます。初回体験は特別価格5,500円（税込）で利用可能なので、気軽に試しやすいのも魅力です。「最近、頭皮のベタつきやにおいが気になる」「生活習慣のせいか、髪のボリュームが減ってきた」と感じている方は、一度体験してみてはいかがでしょうか。