薄毛の悩みは早めに解決。素早い対応で取り戻せる

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

薄くなった髪の毛を触る男性

身の回りの方にはなかなか相談しにくい薄毛の悩み……。「もしかして薄毛かも?!」と気づいても、薄毛対策をはじめるのに抵抗があり、対処が遅れてしまう方が少なくないようです。しかし、薄毛対策は早く始めれば始めるほど間違いなく効果的です。こちらでは、薄毛によくあるお悩みと、早めに対応したほうがよい理由についてご紹介します。

もしかして薄毛かも?よくあるお悩み

毎日、身だしなみを整えるときに鏡で自分の顔をみていると、自分の薄毛に気づくことがあります。「もしかして薄毛かも?」と心当たりがあるときは、その疑問を放置せずに対策をはじめましょう。ここでは、よくある薄毛のお悩みの事例をご紹介していきます。

● 【悩み1】前よりも抜け毛が増えたような気がする

掃除をしているときに気づきやすいのが、抜け毛の量の変化です。部屋の床に落ちている髪の毛や、枕についた髪の毛、排水口に詰まった髪の毛が増えた実感があるときは、薄毛を疑ってみてください。頭皮が健康である場合も、1日に50~100本の髪の毛が抜け落ちているため、抜け毛があること自体はそれほど問題ではありません

抜けた髪の毛、排水溝にたまった毛

● 【悩み2】ヘアカラーやパーマをしてから薄毛が気になる

おしゃれのためにヘアカラーやパーマを楽しんでいたところ、薄毛が気になり始めることがあるようです。カラー剤やパーマ剤に含まれる成分は、髪の毛だけでなく頭皮にも強いダメージを与えます。これらの薬剤によって頭皮が炎症を起こすと、一時的に脱毛が生じる可能性があります。薬剤によってアレルギー反応が出たときは、症状が長引くおそれがあるためお気をつけください。

髪を染める様子、パーマをかける様子

● 【悩み3】両親は薄毛ではないのに自分は薄毛になった

男性型脱毛症(AGA)の原因のひとつとして、遺伝が関係しているといわれます。そのため、将来的に自分が薄毛になるかどうかを判断するうえで、父親や母親を参考にする方が多いでしょう。また隔世遺伝の要素も大きいので母方の祖父を参考にするという事も広く知られています。しかし、薄毛の原因は遺伝だけではないのです。両親や祖父が薄毛ではないため薄毛対策を行わずにいたところ、自分が薄毛になるという想定外の事態に驚いたり、悩んだりする方がいらっしゃいます。

隔世遺伝の図

● 【悩み4】パートナーから指摘されて薄毛に気づいた

自分の薄毛に自分で気づくのは難しいといえます。自分では薄毛が進行していると気づかなかったのに、ある日突然にパートナーから薄毛を指摘されたことで、はじめて自覚したというケースが少なくありません。誰かに薄毛を指摘されて気づくのは、もっともショックを受けやすい例でもあります。自分の薄毛を受け入れることができずに、薄毛対策をはじめるのが遅れてしまうこともあるようです。

頭髪を気にする男性

● 【悩み5】まだ20代なのに薄毛が進行している

薄毛といえば年配の方のお悩みというイメージがあるかもしれません。しかし、中には20代のうちから薄毛の進行に気づく方もいらっしゃいます。男性型脱毛症(AGA)の場合、年齢を重ねるほど発症する確率が高くなる傾向にあります。20代から発症する確率は低いものの、発症する可能性がまったくないとは言い切れないのです。若いうちから薄毛に悩み、周囲に相談できずに一人で悩むケースがあります。

薄毛で焦る男性

薄毛の悩みを抱える人は意外と多い

現在、薄毛の悩みを抱えている方は、自分だけが悩んでいるように感じるかもしれません。しかし、薄毛の悩みを抱える人は多く存在するのです。日本国内で男性型脱毛症(AGA)の悩みを抱える男性は、3割以上にものぼるといわれています。つまり3人に1人は薄毛の悩みを抱えていると考えられ、中にはすでに医療機関へ足を運んだり、薄毛対策をはじめたりしている方も少なくありません。ある統計データでは薄毛が気になり既に何らかの対策を始めている人の割合は約6割とされています。

薄毛は見た目に影響を与えるため、本人の心理的な負担はとても大きく、身の回りの人に相談するハードルが高いといえます。このような状況から、薄毛対策をはじめるのが遅れてしまうケースもあるようです。本来であれば、早めにはじめることでお悩みを解消できる可能性のある薄毛対策。リクルートライフスタイルが行った「薄毛に関する意識調査2018」によると、20代男性が薄毛対策にかけている費用は月7,700円(税込)でした。実は多くの方が同じように悩み、すでに対策をはじめていることを、理解しておきましょう。

薄毛対策はなぜはやめにはじめたほうがいいの?

考える男性

はじめるまでに気持ちの面で抵抗を感じることのある薄毛対策ですが、早めにはじめたほうがよいといわれる理由には、一体どのようなものがあるのでしょうか?

その理由のひとつとして、「薄毛が進行性であること」が挙げられます。そもそも、多くの男性を薄毛で悩ませる男性型脱毛症(AGA)は、進行性であるため完治することが難しいのです。男性型脱毛症は、男性ホルモンが変化したジヒドロテストステロンという物質が、ヘアサイクルの乱れを引き起こすことで生じます。ヘアサイクルの乱れによって髪の毛が十分に成長できなくなると、成長前の髪の毛が抜け落ちてしまったり、細く短い髪の毛が増えたりして、薄毛が引き起こされます。

このような進行性の薄毛は、放置することで着実に進行していきます。薄毛対策をはじめたとしても、薄毛の進行を遅らせることにつながりますが、薄毛がすぐに治るということはありません。対策が遅れれば遅れるほどに薄毛が進行し、さらに改善が困難になっていきます。薄毛対策を早めにはじめたほうがいい理由には、このような男性型脱毛症(AGA)の特徴が関係しているのです。できるだけ薄毛が進行していないうちから薄毛対策をはじめることをおすすめします。

薄毛対策は、医療機関で高額な治療費を支払って行うイメージがあるかもしれません。しかし、本格的な対策をはじめるのに抵抗があるなら、まずは育毛剤の使用などの手軽な対策からはじめてみるという方法もあります。薄毛のお悩みを抱えている方は、金銭面や継続性など、ご自身に合う対策を選んでみてください。

薄毛対策ですぐにできること

薄毛対策をはじめるとき、すぐにできるのが生活習慣の見直しや、市販の薄毛対策グッズを使用することです。初心者の方はまずご紹介する方法から試してみてはいかがでしょうか?

● 生活習慣の見直し

家族でバランスの良い食事

日頃の生活習慣が、頭皮の健康状態に影響を与えることがあります。まず、髪の毛の成長に必要なのが良質な睡眠です。十分な睡眠時間を確保するとともに、就寝前にはスマートフォンやテレビなどの刺激を避けて、リラックスして過ごしましょう。

また、ストレスは血行不良を引き起こすおそれがあるため、頭皮の健康にとって好ましくないと考えられています。現代社会を生きるうえで、日々受けるストレスを完全に避けるのは難しいため、自分なりのストレス解消法を意識して用意しておくとよいでしょう。

食生活でも心がけておきたいことがあります。まず、栄養バランスの偏った食事を続けると、髪の毛の成長や頭皮の健康を保つために必要な栄養素が不足しやすくなります。ジャンクフードをはじめとした、油分や糖分の多い食べ物は、摂り過ぎに注意してください。

● 育毛対策グッズの活用

嬉しそうに育毛剤を使用する男性

ドラッグストアやオンラインショップでは、手軽に購入できる育毛剤が販売されています。育毛剤は、薄毛対策をはじめたばかりの方にもおすすめできる対策方法です。頭皮を保湿して環境を整えたり、マッサージによって血行を促進したりと、簡単に薄毛対策ができます。

育毛剤には非常に多くの種類がありますが、それぞれ配合されている成分や特徴が異なります。ご自身の薄毛のタイプに合わせて、お悩みに適した育毛剤をお選びください。お買い物をしているときに人目が気になる方は、通販を利用するという方法もあります。

まとめ

薄毛が気になり始めたときによくあるお悩みと、はやめに薄毛対策をするべき理由をご紹介しました。薄毛は進行性であるため、できるだけはやい段階から対策をして、進行を遅らせることが大切です。その際は、生活習慣を見直したり薄毛対策グッズを活用したりといった方法があります。周りの方からの目を気にせずに購入する方法もあるため、ぜひお試しください。

参考URL

https://hagebu.net/mens-usugepoint/
https://lab.chapup.jp/cat2/basic/cause-remedy-131
https://www.kawasaki-usuge.com/blog/?p=1538

 

公開日:2019/02/28

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