薄毛を露呈しないヘアスタイル(ランニング編)

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

ここでは髪コトのコンセプトでもある「髪」と「コト」を掛け合わせて、自身のエピソードを紹介していきます。これらのエピソードを通じて、髪の6つの不(不安、不満、不便、不快、不足、不利)を抱えている方の気持ちを代弁したり、時には解決方法を提示したりできたらいいなと思っております。

髪の6つの不安

髪の不安、髪の不満、髪の不便、髪の不快、髪の不足、髪の不利

今回のテーマは「ランニング」。筆者(現在満49歳)は
・虚弱体質を何とか改善したい
・プヨプヨ気味のお腹を引き締めたい
と思い、「ランニング」を定期的にするようになりました。朝は弱いので会社から帰ったら、夜に走ることを習慣にしています。今もその習慣は続いていますので、10代のころは中学・高校・大学と運動部に所属していましたが、おそらく10代、20代・30代・40代と区切ると、10代のころに匹敵するくらい、トータルの距離では走っているのではないか?と思います。

ランニング

元々運動が嫌いではないのですが、そんな筆者でも20代のころはほとんど運動しなかったですね。特に社会に出てからは、新入社員の時の体重が62キロ、30歳の時の体重が70キロと、その数字が全てを物語っていますよね。

言い訳ですが、当時は、仕事では効率の悪い残業をあたりまえのようにしていましたし、結婚も早かったので、あまり「自分の時間」を作りにくい年代でもありますよね。

でも、そんな事情よりも、最も運動に対して消極的だった理由は他でもなく、自身の「薄毛」にあったのではないかと思っています。

薄毛の頭頂部

薄毛だと何で運動に消極的なのか?

一番シンプルで、だれでも取り組める「ランニング」を例にしますと、私の中で大きな理由は、「髪型が乱れる」というところです。汗もかきますし、風にもあたりますし、乱れて当たり前なのですが、薄毛の状態で乱れると、なんかみすぼらしいといいますか、若さを追求して走っているのとは真逆の姿になっている自分が嫌だったんですね。

じゃあ帽子を被れば?という人はいると思います。夏などは日射病を避けるために必需品ではありますが、やっぱり蒸れるんですよね。慣れればいいのですが、「風を切って、髪をなびかせて走りたい」というのは、ある意味薄毛民の願望でもあります。少なくとも薄毛時代の私はそうでした。

風や雨や湿気などは論外で、そんな環境に自分を追い込む気が全く起きませんでした。

今、筆者はかつら(ウィッグ)を使用しているので、走ろうと思ったときにそれらを気にしないでできる環境です。

カツラ

そうなると走ること自体が楽しくなり、体の調子も良くなっていきます。そして、ランニングが習慣化すると、体力もつくので仕事も精力的にこなせ、全てがいい方向にいくのです。良い連鎖がどんどん起きるんですね。

そんな筆者は、昨年(2018年)、はじめてフルマラソンに挑戦して、無事に完走できました。
とにかく虚弱体質だったので、自己満足ですが「フルマラソン、まだ走れるんだ」と自信になりました。ゴールした時は違った世界が見えたといいますか、感動して泣きそうになりました。おかげで今では病気もしなくなりました。

マラソン

自分が薄毛であることが理由で、打ち込みたいことを知らず知らずに避けていることってあるんですよね。そういう方でも、心地よい汗をかき、気持ちよいシャワーを普通に浴びることができる日常を送って欲しい、そう願ってやみません。

公開日:2019/06/28

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