【医師監修】「朝シャンではげる」は嘘?本当?理解すべきデメリットとは

ITコンサルタント、まちづくりコーディネーター、行政職員等を経て独立。沖縄-神奈川の二地域居住をしながら、ライターとして活動しています。子供の頃から「毛髪が太い」「きっと将来ハゲない」と親を始めその他大人から言われてきたため、油断しヘアケアを怠ってきました。その結果、額が後退してきており、若干焦っています。

「朝シャンをするとはげる」というウワサを耳にしたことがある人も多いでしょう。

朝にシャンプーをする人には気になる内容ですよね。この「朝シャンではげる」というウワサは本当なのでしょうか。

結論からいいますと、夜に洗髪せず、朝シャンで済ませることが習慣化している人は要注意です。

この記事では、医師である西田恭之先生の監修のもと、気になる朝シャンと薄毛の関係について解説します。デメリットを軽減する、正しい朝シャンの方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修者

  • 恵比寿美容クリニック
  • 副院長 西田 恭之
  • 東海大学医学部医学科卒業後、都内市中病院での初期研修を経て、消化器内科診療に従事
  • その後、人間ドックでの診療を続けながら「恵比寿美容クリニック」にて皮膚科・美容皮膚科診療に従事。
    現在は副院長として診療にあたっている

【資格】
日本内科学会認定内科医、美容皮膚科医・美容外科医・消化器内科医

※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的なクリニックや施術や商品等を推奨しているわけではございません。

朝シャンの習慣は薄毛(はげ)につながりやすい

エクスクラメーションマークで朝シャンに対して注意喚起するイメージ画像

一般的に、朝シャンは髪や頭皮を傷めやすいと考えられていますが、そもそも朝シャンには以下の2パターンがあります。

①夜にも朝にも洗髪する人
②夜は洗髪せず、朝だけ洗髪する人

どちらかの朝シャンが悪いというわけではなく、どちらも別々のデメリットがあります。

まず「①夜にも朝にも洗髪する人」は、短い時間で2度も洗髪することになります。

それにより、頭皮や毛髪を守る皮脂が必要以上に洗い流されたり、キューティクルが傷んでしまったりするなど、頭皮や毛髪にダメージを与えてしまう可能性があるのです。

②朝だけ洗髪する」ことも、髪や頭皮にとってあまり望ましくありません。

日中に頭皮や毛髪に付着した汚れ(ほこりやゴミなど)が洗い流されないまま眠ることになり、頭皮・毛髪の不衛生な状態が長く続いてしまうからです。

そのため、家に帰ってから寝る前までに洗髪するほうが、髪や頭皮には良いと考えられています。

アンケートから判明!みんなどれだけ朝シャンしているの?

朝シャンに関する不思議なこと・疑問点のイメージ画像

髪や頭皮に良くないと言われる朝シャンですが、男性も女性も、どのくらいの人が朝に洗髪をしているのでしょうか。その傾向を見てみましょう。

20歳以上の男女約3,700人を対象にしたアンケート調査によると、普段から朝に洗髪する人が男性で17.6%、女性で14.4%という結果になりました。(インターワイヤード株式会社調べ)

「夕食後」や「就寝前」に洗髪する人と比べると、朝シャン派は多くはありませんが、男女ともに一定の割合で存在します。

20歳以上の男女約3,700人に「ふだん洗髪するタイミング」を聞いたアンケート結果の棒グラフ。男性で17.6%が、女性で14.4%が「朝に洗髪する」と回答。

【グラフ】「シャンプー・リンス」に関するアンケート(インターワイヤード株式会社)の内容を元に髪コト編集部作成

別の調査では、20代~50代の男女約1,500名に「朝シャンをすることはありますか?」と質問した結果、「はい(朝シャンをすることがある)」と回答した割合は、男女ともに20代が最も大きくなりました。(at home VOX 調べ)

20代~50代の男女約1,500名に「朝シャンをすることはあるか」を尋ねたアンケート結果の棒グラフ。男女とも20代で「朝シャンをする」の割合が最多。

【グラフ】朝シャン男子が流行中? 朝シャン県も判明(at home VOX 調べ/アットホーム株式会社)の内容を元に髪コト編集部作成

同調査では、「朝にシャンプーをする」と回答した人に「A:朝だけでなく夜も入るか」「B:朝シャンのみか」という質問も行っています。この質問について、「B:朝シャンのみ」と回答した人の割合は20代男性で19.4%、20代女性で25.9%となりました。

洗髪のタイミングについて尋ねた結果の棒グラフ。「B:朝だけ洗髪」と答えたのは20代男性で19.4%、20代女性で25.9%となった。

【出典】朝シャン男子が流行中? 朝シャン県も判明(at home VOX 調べ/アットホーム株式会社)の内容を元に髪コト編集部作成

ここまでの結果から、年齢の若い人(なかでも若い男性)が朝シャンをする傾向にあるようです。

朝シャンが習慣になることで髪や頭皮を傷めてしまう可能性も考えられるため、若い人ほど朝シャンのメリット・デメリットや注意点を正しく理解することが大切です。

朝シャンのメリット・デメリット

では、朝シャンは髪や頭皮に、具体的にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。また、朝シャンに良い効果はないのでしょうか。まずはデメリットから紹介していきます。

朝シャンのデメリット4点

朝シャンがもたらすデメリットのイメージ画像

朝シャンには、以下のようなデメリットが存在します。

①毛根や頭皮が汗や脂で傷んだ状態のまま、長い間さらされることになる
②頭皮が皮脂で保護される前に、紫外線による刺激を受けてしまう
③短い間隔で何度も洗髪すると髪や頭皮が傷みやすい
すすぎ残しが発生しやすい

このようなデメリットを正しく理解しておかないと、結果的に「朝シャンのせいではげた」ということになりかねません。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

デメリット①毛根や頭皮が汗や脂で傷んだ状態のまま、長い間さらされることになる

夜にシャンプーをせず、朝シャンのみの人の場合は髪や頭皮の衛生面に要注意です。

1日のうちに付着したゴミやほこりなどの雑菌、整髪料などを落とさずに寝るということになるため、不衛生な状態が長時間続き、頭皮環境が悪化してしまいます。

デメリット②頭皮が皮脂で保護される前に、紫外線による刺激を受けてしまう

シャンプーをすると、汚れと一緒に皮脂も洗い流されます。皮脂は頭皮を保護する役割があり、全くない状態は良くありません。

夜に洗髪する人は、寝ている間に再び皮脂が分泌されるため、朝に外出するまでに頭皮が皮脂で保護されます。

しかし朝シャンをする人は、頭皮が皮脂で保護される前に外出することになります。そのため、頭皮が紫外線などの外的刺激によって、傷つきやすくなります。

デメリット③短い間隔で何度も洗髪すると髪や頭皮が傷みやすい

夜に洗髪し、起床後また洗髪する場合、短期間に洗髪を繰り返すことになります。すると髪や頭皮を保護するために必要な皮脂が過剰に洗い流されてしまいます。

また、シャンプーは皮脂を洗い流すため、一般的に天然素材を利用しているものであっても、界面活性剤を含んでいます。界面活性剤にはタンパク質を変性させる作用があるため、タンパク質を主成分とする毛髪をどうしても傷めてしまうのです。

そのため毛髪や頭皮が傷みやすくなり、薄毛につながってしまうのです。

デメリット④すすぎ残しが発生しやすい

朝の短い時間の中ではすすぎの時間が十分にとれず、シャンプーやリンス、トリートメントなどがちゃんと洗い流されないまま髪や頭皮に残ってしまう可能性があります。

シャンプーには頭皮や毛髪を傷つける界面活性剤が含まれますので、すすぎ残しは毛髪や頭皮に良くありません。頭皮が炎症を起こしたり、頭皮ニキビが出来たりすることがあり、さらには頭皮からイヤなにおいが発生する原因にもなります。

朝シャンのメリット3点

朝シャンがもたらすメリットのイメージ画像

ここまで解説したように、朝シャンは髪や頭皮に悪影響を及ぼす可能性があります。だからといって、朝シャンにはメリットがないわけではありません。朝シャンには以下のようなメリットがあります。

①朝の目覚めを助ける
②ストレス解消になる
③体臭予防になる
メリット①朝の目覚めを助ける

朝シャンをすると、お湯の温かさや頭皮のマッサージ効果で身体が温まり、筋肉の緊張がほぐれて血流が良くなります。そうすると、体の動作がスムーズになり目覚めも良くなるのです。

また、交感神経が刺激されて脳が活発化するので、眠気がなくなりスッキリした気分になれます。

このように、朝シャンは脳と体の両方を目覚めやすくさせるメリットがあります。

メリット②ストレス解消になる

朝シャンすることによる爽快感で、ストレスが解消される方もいます。

ストレスは頭皮の張り(血行不良)を促す要因であり、髪が健康に育ちにくい状態にさせます。つまり、薄毛の大きな原因となるのです。

また、ストレスは髪だけでなく、心身ともにさまざまな問題を引き起こす元凶です。ストレス解消につながるのは、大きなメリットの1つと言えるでしょう。

メリット③体臭予防になる

朝シャンや朝シャワーは、汚れや皮脂を身体から落とす作用があります。このことが朝シャンするとはげる要因となっていますが、一方で汚れや皮脂は体臭のもととなります。つまり、朝に汚れや皮脂を洗い流すことで、体臭の予防になるのです。

東京ガス都市生活研究所が、朝にシャワーを浴びた人の背中の皮脂量の変化を調査しました。その結果、朝8時30分ごろに1分でもシャワーを浴びると皮脂量は3分の1程度になり、13時時点でもシャワーを浴びていない場合と比べ皮脂量が2分の1程度に抑えられることが分かっています。

【出典】都市生活レポート「快適バスライフのすすめ」(東京ガス都市生活研究所)

【結論】朝シャンしたほうが良い人とはどんな人?

ここまで、朝シャンがもたらすメリットとデメリットを解説しました。

やり方によっては毛髪に直接悪影響が出てしまう可能性がある朝シャンですが、目覚めやストレス解消など生活上のメリットもあります。

このような特徴をふまえると、朝シャンしたほうが良い人は以下のような人と言えます。

●もともと皮脂の分泌量が多くて、朝シャンしないと髪がベタベタと濡れているような状態になりやすい
●朝シャンしないと汗や体臭のにおいが気になる
●夜疲れてどうしても風呂に入る元気もない、睡眠を優先させたい
●夜勤で朝に帰宅する人

逆に、上記の項目に当てはまらない人は、基本的に朝シャンはしないほうが良いでしょう。

髪にやさしい朝シャンでの洗い方とは?

「朝シャンは基本的に髪に良くないことはわかった」
「それでも朝シャンに入りたい……」

このような朝シャン派の方に向けて、朝シャンの髪や頭皮に対するデメリットを軽減するための方法を解説します。

髪にやさしい朝シャン 5つのポイント
①ぬるま湯で洗う
②シャンプーは少量をしっかり泡立てる
③よくすすぎ、必ず髪を乾かす
④前日の夜に洗髪した場合は「湯シャン」という方法も
⑤シャンプーや育毛剤にこだわる

ポイント①ぬるま湯で洗う

ぬるま湯(36℃)のイメージ画像

熱いお湯での洗い流しは、頭皮を過度に刺激します。

頭皮の必要な皮脂まで流してしまい、乾燥を引き起こす可能性も。36~38℃のぬるま湯でやさしく頭皮を洗いましょう。

ポイント②シャンプーは少量をしっかり泡立てる

シャンプーをしっかり泡立てる様子のイメージ画像

シャンプーを大量に使ったり、泡立てずにそのまま頭皮につけたりする行為も避けましょう。

頭皮へ過度な刺激を与えてしまい、また泡立てるために必要以上に髪に摩擦をかけてしまうため、絡まりや切れ毛の原因になります。また、すすぎ残しも発生しやすい要因です。

シャンプーは必ず手で泡立ててから、髪だけでなく頭皮も洗うように意識しましょう。

ポイント③よくすすぎ、必ず髪を乾かす

朝シャン後にドライヤーでしっかり髪を乾かしている男性のイメージ画像

シャンプーの洗い流しが不足していると髪や頭皮がベタついたり吹き出物ができたりします。時間をかけてよくすすぐようにしましょう。

さらに、濡れた髪をそのままにすると、雑菌が繁殖しやすくなります。濡れた髪は必ずドライヤーで乾かしてください。

ドライヤーを使う際は事前にタオルドライで髪や頭皮の水分をしっかりと取り除き、約20㎝離して同じ箇所に温風を当て続けないようにしましょう。

ポイント④前日の夜に洗髪した場合は「湯シャン」という方法も

シャワーを頭からかぶって湯シャンする男性のイメージ画像

前述の通り、朝シャンや朝シャワーには目が覚めてスッキリする、体臭予防になるなどのメリットがあります。

ただし、夜と朝の両方でシャンプーすると、髪や頭皮を傷めやすいといったデメリットも。

そのため、前日の夜にシャンプーした場合、翌朝はシャンプーを使わずにお湯のみで洗髪する「湯シャン」に変えることをおすすめします。湯シャンは髪や頭皮へのダメージが少なく、スッキリとした爽快感も得られます。

ポイント⑤シャンプーや育毛剤にこだわる

スヴェンソンのヘアライズシリーズ「TIスカルプシャンプー」と「育毛剤ボルト」の写真

「湯シャンだとスッキリできない」「朝シャンのデメリットから頭皮は守りたい」という人は、シャンプーや育毛剤にこだわることをおすすめします。

髪に良いシャンプーや育毛剤を使えば、髪や頭皮を傷めづらく、抜け毛や薄毛のリスクを回避しやすくなります。

ヘアケアメーカーのスヴェンソンでは、頭皮環境をいちばんに考えて作られたスカルプケアシャンプーや5つの有効成分が配合された育毛剤を取り扱っています。

朝シャンをするなら、良い製品を使って日頃からケアを怠らず、髪と頭皮を守りましょう。

スヴェンソンの製品はオンラインで購入可能です。下記のページをご覧ください。

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薄毛(はげ)が進行しないように、朝シャンするなら正しい入り方をしよう

正しい方法で朝シャンを終えた男性のイメージ画像

朝シャンは目が覚めてスッキリする、ストレス解消になるといった効果などがありますが、基本的には髪には良くない行為です。

ただし体臭が気になる方や寝汗が多い方は、朝シャンをしても良いでしょう。 朝シャンをする際は、髪や頭皮にかける負荷の少ない、正しい入り方を心がけることをおすすめします。また、良いシャンプーを使うなどのケアも忘れず行うことが、抜け毛や薄毛を予防するための大事なポイントです。

ヘアケアについて気になることがある方や、特に髪が薄くなり始めていて、かつヘアスタイルがきまらない・ボリュームがでない……とお悩みの方は、薄毛専門の美容室に相談することもおすすめです。

薄毛専門美容室であれば、今の髪の状態を理解し、薄毛が目立たないようにオシャレに整えてくれます。ヘアケアの方法や髪に良いシャンプーの使い方なども教えてくれますよ。

気になる人は、下記の髪コトの記事もご覧くださいね。

参考文献

https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2017/171115/
https://www.athome.co.jp/vox/life/86804/pages2/
https://www.toshiken.com/report/hot32.html
https://www.atama-bijin.jp/hair_care/beautiful_hair/shampoo/washing_hair/
https://mitsuraku.jp/kiji/wake-up-stretch
https://hair.cm/news/41030/
https://www.jimmycarterlibrary.org/column_sham_tre/0007.php
https://www.agaskin-woman.jp/lab/datsumosho/morning-shampoo-faga/
https://www.agaskin-woman.jp/introduction/qa/qa2_03.php

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