記事コラム
かつらのメンテナンス方法は?頻度や洗い方、長持ちさせるコツを解説
目次
かつらを清潔に保ち、自然な見た目を維持しながら使い続けるには、定期的なメンテナンスが必要です。ただし、必要な手入れや頻度は、装着方法や毛材によって異なります。
この記事では、かつらのメンテナンス方法や頻度、洗い方、長持ちさせるための注意点を解説します。
かつらのメンテナンス方法と頻度

かつらのメンテナンス方法と頻度は、着脱式か連続着用式かによって異なります。着脱式は自宅での洗浄やブラッシングが中心ですが、連続着用式は着用したまま洗髪し、地毛の伸びや装着部分の状態に合わせて専門サロンで定期的な調整を受けます。
かつらのメンテナンス方法
着脱式のかつらは、インナーネット・ワイヤーやストッパー(留め具)で頭部に固定し、必要に応じて自身で着脱できます。専用のシャンプー・トリートメントを使って定期的に洗浄し、コンディションを維持します。
なお、スヴェンソンでは、着脱式ウィッグ「クイックフィット」をご用意しています。独自の樹脂製装着ピンを採用しており、仕事や趣味、イベントなど、必要なシーンに合わせて着脱できます。
連続着用式には「編み込み式」と「貼り付け式」があります。編み込み式は地毛に編み込んだ土台にかつらを取り付けるもの、貼り付け式は粘着シートや接着剤でかつらを貼り付けるものです。着脱式とは異なり、入浴時にも着用することを想定しているため、自身の髪と一緒に洗髪します。
かつらをメンテナンスする頻度
着脱式のかつらは、汗や皮脂などの汚れを蓄積させても、逆に洗い過ぎても寿命を縮めてしまいます。着脱式のかつらを毎日着用する場合、手入れ(洗浄)の頻度は1週間~10日に1度程度が目安です。汗をかきやすい夏場などでも毎日洗浄する必要はありませんが、皮脂汚れやにおいが気になる場合は3日に1回程度洗浄してもよいでしょう。
連続着用式の場合でも、着用期間が長くなるとブラッシング時に絡まりやすくなり、土台や接着部分の汚れの蓄積なども起こります。また地毛が伸びると、編み込み式は土台の編み直し、貼り付け式は貼り直しなどが必要です。地毛をカットしてバランスを整える必要もあるため、施術を受けた専門サロンで、月1〜2回程度の定期的なメンテナンスを受けます。
着脱式かつらの洗い方(人工毛/人毛ミックス/人毛100%)

着脱式かつらは毛材によって、人工毛・人毛ミックス・人毛100%の3種類に大別されます。人工毛と人毛では熱や薬剤に対する反応などに違いがあるため、手入れの方法もやや異なりますが、洗い方の基本的な流れは共通しています。
国立がん研究センター中央病院でも、「ウィッグは自分で洗える」とし、ブラッシング、シャンプーでの洗浄、すすぎ、タオルドライ、自然乾燥という流れを紹介しています。
ここでは、毛材の違いも踏まえて着脱式かつらの洗い方を解説します。
【出典】国立がん研究センター中央病院「知っておくと、役に立つ! KNOW HOW TO 髪編」
1.洗浄前の準備
まずは手入れの準備として、かつら専用のシャンプーやトリートメント、洗面器、乾いたタオル、ヘアブラシ、かつら用スタンドを用意しておきましょう。かつらを取り外したら洗浄前にブラッシングし、目立つほこりを落としつつ、毛のもつれを直しておきます。ストッパー(留め具)は全て閉じておき、両面テープなどは取り外しておきましょう。
2.シャンプー
洗面器に水かぬるま湯(30℃〜40℃程度)を張り、大さじ1杯程度の専用シャンプーを入れて泡立てます。
洗面器にかつら全体をゆっくりと浸し、人工毛のかつらは指先で軽く押し洗いします。人毛ミックスや人毛100%の場合、目の粗いヘアブラシか指先を使い、毛先から順にとかし洗いをしましょう。
もみ洗いをしたり溶液に長時間浸け置きしたりすると、毛絡みや退色を起こしやすくなります。汚れがひどい場合、毛絡みに注意しながら2度洗いしましょう。
3.すすぎ洗いとトリートメント
シャンプーで汚れを落としたらすすぎ洗いをします。人工毛のかつらは、洗面器の水を替えて軽く押しすすぎをしましょう。人毛ミックスや人毛100%の場合、流水とヘアブラシで毛先から順にとかし洗いをします。
十分にすすいだら、洗面器の水を替え、専用トリートメントを溶かしましょう。人工毛や人毛ミックスの場合、洗面器に2〜3分浸してから軽くすすぎます。人毛100%の場合は洗面器に2〜3回かつらをくぐらせ、ヘアブラシを使って全体に行き渡らせてから、流水でとかしすすぎをしましょう。
4.タオルドライ
すすぎ洗いをしたら、軽く水気を切り、乾いたタオルで軽く押さえながら水気を吸い取ります。ぬれた状態はかつらがダメージを受けやすいため、こすらないように注意しましょう。
人工肌が付いたかつらの場合、水分が付いたまま放置すると傷みやすくなります。内側の水気を丁寧に吸い取りましょう。タオルドライ後は、型崩れ防止のためにかつら用スタンドにかけるのがおすすめです。
5.仕上げのスタイリング
直射日光を避けて自然乾燥させ、仕上げに毛流れを整えます。毛材によってはドライヤーで乾かすことも可能です。
人工毛のかつらはぬれた状態でブラッシングをするとカールやウェーブが伸びやすいため、自然乾燥させ、毛先から順に軽くブラッシングしましょう。
人毛ミックスの場合、かつらをよく振ってカールやウェーブを戻します。半乾きの状態でスタイルを整えておき、直射日光を避けて自然乾燥させましょう。人毛100%の場合は自然乾燥後、必要に応じてドライヤーやヘアアイロン・カーラーでスタイリングします。
着脱式かつらをメンテナンスするときの注意点

着脱式かつらをメンテナンスする際は、かつら専用のシャンプー・トリートメントを使い、摩擦や熱によるダメージを避けることがポイントです。適切に手入れすることで、品質を保ちながら長く使いやすくなります。
かつら専用のシャンプー・トリートメントを使う
着脱式のかつらを洗浄する際、かつら専用のシャンプーやトリートメントを使いましょう。弱酸性でシリコーン成分入りのものなら一般的なシャンプーも使用できますが、頭皮に作用する栄養成分などがかつらにとっては汚れや傷みの原因となる場合もあります。
またシャンプーをすると保護成分も洗い流されるため、ブラッシングによる摩擦などで傷みやすい状態です。かつら専用に開発されたトリートメントで毛材を保護することで、毛絡みや枝毛、パサつきなどを抑えられます。
摩擦の少ない手入れを心がける
着脱式のかつらはデリケートな製品であるため、なるべく摩擦の少ない手入れを心がけましょう。まず、洗濯機で洗うことはNGです。
特にアクリルやポリエステルなど合成繊維でできた人工毛は静電気に弱く、洗浄・タオルドライ・ブラッシングの際の摩擦により、カールやウェーブが伸びたり縮れたりしやすくなります。
スタイルが崩れるだけでなく寿命にも影響するため、強い力を加えた押し洗いやもみ洗いなど、摩擦の大きい手入れは避けましょう。
熱によるダメージを避ける
かつらは洗浄後にドライヤーの冷風で乾かすこともできますが、基本的に熱に弱いため、洗浄時や乾燥時に熱によるダメージを受けないようにすることも大切です。熱いお湯で洗うことや、暖房器具・直射日光による乾燥は避けましょう。直射日光で乾燥させると、紫外線の影響で退色が進みやすくなることもあります。
またスタイリング時にドライヤーやヘアアイロンが使えるかどうかは製品によって異なるため、製品の耐熱性はよくチェックしましょう。
連続着用式かつらのメンテナンス方法

連続着用式かつらには、貼り付け式や編み込み式があります。どちらも日常的な手入れに加えて、地毛の成長や装着部分の状態に合わせた定期的なメンテナンスが必要です。
ここでは、貼り付け式と編み込み式それぞれのメンテナンス方法を解説します。
貼り付け式かつらの場合
貼り付け式のかつらは、粘着シートや接着剤などを使って頭皮に装着します。着用を続けると粘着力が弱くなったり、貼り付け部分の地毛が伸びたりするため、定期的な貼り直しや地毛の調整が必要です。
また、装着部分の汚れや頭皮の状態も確認しながらメンテナンスを行います。貼り直しの頻度や手入れの方法は製品によって異なるため、施術を受けた専門サロンの案内に従いましょう。
編み込み式かつらの場合
編み込み式のかつらは、地毛を使って作った土台にかつらを装着します。着用したまま洗髪できるため、日常的には自身の髪と同じようにシャンプーやドライヤーで手入れできます。
ただし、地毛が伸びると土台が緩み、かつらが安定しにくくなります。地毛とのバランスを整えるためにも、専門サロンで定期的に編み直しやカットなどのメンテナンスを受けます。
「スヴェンソン式増毛法」は、自身の頭髪に特殊な3本の糸を使ってウィッグを装着する特許技術です。地毛の伸びる速さにもよりますが、月1回程度(概ね3〜6週間ごと)のメンテナンスを推奨しています。詳細が気になる方は、以下よりチェックしてみてください。
かつらのメンテナンスに取り入れたいアイテム

着脱式かつらの日々のメンテナンスには、かつら専用のスプレーやブラシを活用できます。また、連続着用式かつらは着用したまま洗髪するため、頭皮の状態にも配慮してシャンプーを選びましょう。
かつら専用スプレー
着脱式のかつらは、着用中の摩擦や乾燥により、毛絡みを起こしたりパサついたりします。日々の手入れとして、かつら専用のオイルスプレーを使うのがおすすめです。かつら全体に均一に吹き付けると、毛絡みやパサつきを抑え、静電気も防止できます。
毛材にうるおいを与えて指通り・クシ通りをよくすることで、ブラッシング時の負担を抑えやすくなります。ただし使い過ぎるとベトついてしまい、逆に絡みが取れにくくなる場合もあります。少量でも効果があるため、少しずつ吹き付けましょう。
かつら専用ブラシ
かつら専用スプレーの使用前後などにこまめにブラッシングし、毛流れを整えることも大切です。一般的な人毛用のヘアブラシを使うとかつらを傷める恐れがあるため、かつら専用ブラシをおすすめします。毛絡みを起こしにくい目が粗いものや、静電気除去機能があるものなど、かつらへのダメージを抑えられるものを選びましょう。
なお根元から一気にとかすと毛絡みを起こしやすいため、毛先から順に、丁寧にブラッシングすることがポイントです。
スカルプシャンプー
連続着用式のかつらは普段通りのシャンプーを使って洗髪できますが、かつらを着用していないときに比べて頭皮の洗いにくさを感じることもあります。頭皮を優しくすっきりと洗い上げられるスカルプシャンプーを選び、これまで以上に丁寧に洗髪することも大切です。
薄毛専門理・美容室スヴェンソンが提供する「ヘアライズ® TIスカルプシャンプー」は、アミノ酸系洗浄成分を使用し、7つのフリー処方を採用した頭皮ケア用シャンプーです。天然由来の頭皮ケア成分などを配合しており、頭皮環境に配慮しながら洗髪できます。ご興味のある方は、以下よりチェックしてみてください。
かつらのメンテナンスに関するよくある質問

かつらのメンテナンスについては、手入れの方法だけでなく、専門サロンへ通う頻度やにおい、交換時期なども気になるところです。ここでは、かつらのメンテナンスに関する疑問について回答します。
Q.仕事をしながらでもメンテナンスに通えますか?
A.スヴェンソン式増毛法のメンテナンスは月1回程度が目安で、1回あたりの所要時間は約90分です。製品を交換する場合は約120分かかります。
営業時間は店舗によって異なるため、仕事帰りや休日など、生活スタイルに合わせて通いやすい時間帯をご確認ください。
Q.かつらのにおいが気になりませんか?
A.汗や皮脂などの汚れがたまると、かつらや頭皮のにおいが気になることがあります。着脱式かつらは、毎日着用する場合でも1週間〜10日に1回程度の洗浄が目安ですが、皮脂汚れやにおいが気になる場合は3日に1回程度に増やしてもよいでしょう。
連続着用式は、着用したまま自身の髪と一緒に洗髪できます。シャンプーやトリートメントを十分にすすぎ、洗髪後は頭皮や髪をしっかり乾かしましょう。
Q.かつらはどれくらい長持ちしますか?交換の目安はありますか?
A.かつらの寿命は、製品の種類や使用頻度、日々の手入れ方法などによって異なるため、一律に「○年」とは決められません。毛が抜けて毛量が減った、毛材が傷んだ、ベース部分が劣化したなど、見た目や装着感に変化が出てきたら修理や交換を検討します。
かつらは消耗品のため、適切にメンテナンスしていても少しずつ劣化します。専用のケア用品を使い、摩擦や熱を避けて扱うことが、良い状態を保つことにつながります。
まとめ

かつらを良い状態で使い続けるには、装着方法に合った定期的なメンテナンスが必要です。着脱式かつらは専用のシャンプー・トリートメントを使って洗浄し、連続着用式かつらは日常の洗髪に加えて、専門サロンで貼り直しや編み直し、地毛のカットなどを行います。
薄毛専門理・美容室スヴェンソンでは、着脱式の「クイックフィット」や編み込み式の「スヴェンソン式増毛法」を提供しています。かつらのメンテナンスや日々の手入れについて悩んでいる方は、装着している製品や髪の状態に合わせた方法を相談してみてください。


