育毛シャンプーって本当に効果ある?選び方から洗い方まで
株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。
「最近、髪が細くなってボリュームがない……」「抜け毛が増えて今後が不安だ……」。このように、毛髪の悩みを一人で抱え込んでいませんか?
実は、育毛剤や頭皮ケアのグッズなどにこだわっていても、頭皮の洗い方が間違っていたり、自分に合っていないシャンプーを使っているという方が意外に少なくありません。
頭皮の汚れや毛穴の詰まりがあったり、間違ったケアをしたりしていると、頭皮に栄養を与えても健康的な毛髪が育ちません。
まずは基本に立ち返り、シャンプーで頭皮の状態を正常に整えることが大切です。この記事では、薄毛や抜け毛を予防するために適切なシャンプーの選び方やケア方法について、徹底的に紹介します。
育毛シャンプーとは?「発毛成分」はない?
育毛シャンプーはスカルプシャンプーとも呼ばれ、頭皮の健康を維持し、頭皮環境を改善することを目的としたシャンプーの総称です。
正常なヘアサイクルでは、髪は成長期(2~6年)の間に太く長く成長し、退行期(2~3週間)を経て休止期(数か月)の終わりに自然に抜け落ちます。大部分の髪は通常、成長期にありますが、炎症や毛穴の詰まりなどによる頭皮環境の悪化が、成長期の髪の生育を阻害し、抜け毛を増加させることもあります。
育毛シャンプーにはミノキシジルのような発毛成分は含まれていませんが、健康な髪の土壌となる頭皮環境を整えることで、抜け毛の予防が期待できます。洗浄成分や有効成分は製品により異なるため、脂性肌、乾燥肌、敏感肌など、自身の肌質に合った育毛シャンプーを選ぶことが重要です。
育毛シャンプーで期待できる効果
育毛シャンプーは発毛剤ではないため、発毛効果はありません。期待できる効果は、頭皮トラブルの予防や健康な髪の生育のサポートです。育毛シャンプーの役割を理解して、ヘアケア習慣の改善を検討しましょう。
効果1.フケやかゆみの予防・改善
通常、頭皮は約1か月ほどのサイクルで生まれ変わります。しかし、頭皮の状態が悪いと、このサイクルが乱れて角質が大量に剥がれ落ちることで、フケが増加してしまいます。
フケのタイプは2種類に分けられます。
シャンプーによる洗浄が不十分だったり食生活が乱れたりして、皮脂が過剰に分泌されることで発生するフケは「脂性フケ」。一方、過度に洗いすぎて必要な皮脂までも失ってしまい、頭皮が乾燥することなどが原因で発生するのが「乾性フケ」です。
特に脂性フケの場合は、増殖した皮脂の酸化によりにおいの元となる細菌が繁殖し、フケと共ににおいやかゆみにも悩まされることがあります。
一般的なシャンプーは、使用感を良くするために、洗浄力の強い「高級アルコール系」の成分や、合成香料・合成着色料などの化学系成分が含まれていることが多いです。しかし、そうした成分は人によっては肌に合わず、頭皮に負担を与えてしまう可能性があります。
その点、育毛シャンプーの場合は、低刺激の「アミノ酸系」成分が使用されていることが多く、頭皮に必要な水分を残しつつ、余分な油分や皮脂を落としてくれます。その結果、過剰な皮脂の分泌を抑えて健康的な頭皮へと導き、フケやかゆみを予防する効果が期待できます。
効果2.髪にハリやコシを与える
年齢を重ねてくると「髪にハリやコシがなくなってきたな……」と感じる方も多いでしょう。
髪のハリ・コシが失われる原因のひとつとして、加齢による血行不良が関係しています。頭皮の血流が悪くなると、髪に栄養分が十分に行き届かなくなるため、髪が十分に太く成長できなくなってしまい、ハリやコシが失われてしまうのです。そんなハリ・コシのない髪にも育毛シャンプーはおすすめです。
育毛シャンプーには、髪のキューティクルを補修したり、保湿したりする効果のある成分(γ-ドコサラクトン、植物オイルなど)が配合されているため、ハリやコシを失った髪をケアすることが期待できます。
また、シャンプーをするときに頭皮をマッサージするように洗えば、血行促進効果も見込めます(おすすめのシャンプー方法はこの後詳しく解説します)。
効果3.抜け毛を予防する
秋ごろになると「抜け毛が増えたな……」と感じやすくなるかもしれません。
確かに、秋は一年のうちでも抜け毛の多い季節と言われていますが、秋だけに限らず抜け毛が多いと感じたら要注意。ヘアサイクルの中でも、髪が抜ける「休止期」を迎えた毛が多くなっている状態かもしれません。
健康的な髪でも1日100本くらいの抜け毛があるとされていますが、秋でもないのに1日の抜け毛が100本よりも多い場合には、ヘアサイクルが乱れていると考えられます。
頭皮の血行促進する成分(センブリエキスなど)、保湿効果がある成分(豆乳発酵液など)が含まれている育毛シャンプーは、髪が生えて抜けるまでのヘアサイクル(毛周期)を適切な状態に維持する効果が期待できます。
育毛シャンプーの賢い選び方
近頃は、育毛をうたったシャンプーが続々と発売されています。
選択肢が増えたことは喜ばしいものの「実際のところ、どれを選んだらよいの?」と判断に困ってしまうかもしれません。
そこで、ここからはご自身に合った育毛シャンプーの見極め方を紹介します。購入する前に、ぜひポイントを抑えてください。
選び方1.医薬部外品である
一般的なヘアケア製品は、薬機法(旧・薬事法)に基づいて「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のいずれかに分類されます。育毛シャンプーは通常、医薬部外品または化粧品として分類されます。
医薬部外品は、厚生労働大臣が認可した有効成分を一定量含む製品で、治療ではなく防止や衛生が主目的です。化粧品に比べて効果や効能が高いため、抜け毛・薄毛の予防には、医薬部外品に分類される育毛シャンプーを選びましょう。
選び方2.洗浄成分は「アミノ酸系」「ベタイン系」
シャンプーには「界面活性剤」という洗浄成分が配合されていますが、洗浄力が高いものの中には、頭皮に負担をかける刺激の強い成分が含まれているものもあります。界面活性剤については「なにがいい?自分にあった成分のシャンプーの選び方」で詳しく解説しています。
そこで、薄毛・抜け毛が気になる方におすすめなのが、頭皮の乾燥を防ぐ「アミノ酸系」や、敏感肌に適した「ベタイン系」など、天然由来の洗浄成分が含まれているシャンプーです。シャンプーの成分表示を見ると最初のほうに表記されているので、以下の名称をチェックして選びましょう。
●ココイルメチルタウリンNa
●ラウロイルメチルタウリンNa
●ココイルメチルアラニンNa
●ココイルグルタミン酸
●ココイルアラニン
代表的なベタイン系洗浄成分
●コカミドプロビルベタイン
●ラウロイルプロピルスベタイン
●ココアンホ酢酸
選び方3.悪影響を及ぼす添加物が入っていない
効果的な成分が配合されているか確認するのとあわせて、体に悪影響を及ぼすものが含まれていないかも注意深く確認しなければなりません。
湿度の高い浴室で使用するシャンプーには、細菌やカビなどの微生物の汚染を防ぐために「BHT(ジブチツヒドロキシトルエン)」という防腐剤が含まれていますが、合成成分は場合によっては皮膚炎やアレルギー反応のリスクがあります。
また、発がんなど体に害を及ぼすおそれのあるアルコール成分として、「ベンジルアルコール」や「イソプロパノール」などがあります。
一方で、以下のような添加物は体への負担が少ないとされています。
- ステアリルアルコール
- フェノキシエタノール
アルコールはできるだけ「フリー」のものを
アルコールには、甘い香りを持つ「ベンジルアルコール」や溶解剤としても用いられる「イソプロパノール」などがあり、殺菌作用が高いことから多くの化粧品に配合されています。しかし、これらは肌に長時間触れることで皮膚に刺激を与える可能性があるため、できるだけ配合されていないものを選ぶとよいでしょう。
天然のパーム・ヤシ由来の飽和高級アルコール「ステアリルアルコール」や敏感肌向けの「フェノキシエタノール」が含まれているもの、あるいはアルコールフリーのものを選ぶとより安心して使用できます。
シリコーン(コーティング剤)の有無はあまり気にしなくてOK
「シリコーン配合シャンプー」という製品も最近流行っています。
シャンプーに含まれるシリコーンには摩擦で傷みやすくなった髪の表面をコーティングしてキューティクルを守り、まとまりやすくしてくれる働きがあります。
毛穴が詰まったり頭皮にダメージを与えたりするのでは?という意見もあるようですが、余分なシリコーンはすすぐ際に流れ落ちるので地肌や毛髪に大きな害はありません。
含まれているか否かで仕上がりが違うため、ここはご自身の好みによって選び分けるとよいでしょう。
選び方4.髪の毛の成長を促す成分が入っている
安全であることに加えて、髪の毛の成長を助ける成分が充実していることも、育毛シャンプーを選ぶときの大切なポイントです。
例えば頭皮の血行を促す「センブリエキス」や「ショウガエキス」、保湿効果のある「ヒアルロン酸Na」や「豆乳発酵液」などもおすすめです。また、頭皮の炎症を抑え敏感肌を守ってくれる「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K・甘草エキス)」や「ヒノキチオール」は、育毛剤などにも用いられている成分です。
「アデノシン」や「キャピキシル」などは抜け毛を抑え、髪の毛が生える根元・毛母細胞の活性化にも効果が期待できる成分です。
炭酸シャンプーは髪の毛に効果があるの?
最近人気の「炭酸シャンプー」もどのような効果があるのか気になるでしょう。
正直なところ、炭酸シャンプーは育毛の観点では効果は認められておらず、日本皮膚科学会が発行する「AGA(男性型脱毛症)の診療ガイドライン」にも記載されていません。
しかし、炭酸が配合されていることで頭皮の血行が促進され、毛髪に必要な栄養素が運ばれやすくなるため、髪の毛の成長を助けてくれる効果は期待できます。
選び方5.無理のない価格である
基本的に、シャンプーは毎日使用するものです。高い効果・効能を求めると高価なものを選びたくなるかもしれませんが、継続しやすい無理のない価格のものを選ぶことも大切です。
例えばサウナ愛好家の方にとって、サウナはなくてはならないものですが、「頭皮・頭髪へのダメージが気になる」という悩みもあるでしょう。手を出しやすい価格で「ととのう」と「スカルプケア」の両立を目指すシャンプーとしては、薄毛専門理・美容室スヴェンソンの「ヘアライズ® TIスカルプシャンプー」がおすすめです。
7つのフリー処方で頭皮に優しく、脂性肌や乾燥肌などどのような肌質の方にもおすすめできます。センブリエキス・グリチルリチン酸2Kといった天然由来の厳選した成分の効果効能のバランスが考えられており、ハリコシUPはもちろん、正常な頭皮環境に導きます。ご興味のある方は以下よりチェックしてみてください。
効果を期待できる育毛シャンプーの成分一覧
改めて、選びたい成分・避けたい成分をまとめます。シャンプーを選ぶ際、この表とパッケージの成分表示とを見比べながら参考にしてください。
良い成分例 | 避けたほうがよい成分例 | |
---|---|---|
洗浄成分 | アミノ酸系成分(ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸、ココイルアラニンなど) | 高級アルコール系成分(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウムなど) |
ベタイン系成分(コカミドプロビルベタイン、ラウロイルプロピルスベタイン、ココアンホ酢酸など) | せっけん系成分(ラウリン酸カリウム、オレイン酸カリウム、脂肪酸ナトリウムなど) | |
添加物 | ステアリルアルコール、フェノキシエタノール、シリコーン | BHT(ジブチツヒドロキシトルエン)、ベンジルアルコール、イソプロパノール |
有効成分 | センブリエキス:末梢血管拡張による血行促進、脱毛因子の抑制効果を期待できる | |
ショウキョウエキス(ショウガ根茎エキス):頭皮・頭髪にうるおいを与え、皮膚を健やかに保つ効果を期待できる | ||
ヒアルロン酸Na:頭皮に弾力性・柔軟性を与える効果やバリア機能を高める効果を期待できる | ||
グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K・甘草エキス):抗炎症作用や抗アレルギー作用により、頭皮トラブルの緩和を期待できる | ||
ヒノキチオール:皮膚常在菌の増殖抑制作用により、炎症やフケを抑える効果を期待できる | ||
アデノシン:細胞成長因子の活性化作用により、健康な毛髪の生育を助け、薄毛を予防する効果を期待できる | ||
豆乳発酵液:抗酸化作用や細胞の新陳代謝をサポートする作用により、若々しい頭皮を保つ効果を期待できる |
育毛シャンプーの効果を引き出す髪の洗い方
どんなに良い育毛シャンプーを使用しても、洗い方が悪ければ効果を十分に発揮することはできません。
これから紹介する「正しい洗い方の5つのステップ」を身に付け、ぜひ日々のヘアケアに役立ててください。
ステップ1.シャンプー前は髪全体をお湯で洗い流す
まず、シャンプー前には、お湯でしっかり髪全体を洗い流しましょう。髪表面の軽い汚れやほこりをサッと流すことで、頑固な皮脂汚れも浮かせて落としやすくなります。
また、お湯で流す前にブラッシングをしておくと、髪の絡まりがほどけて洗いやすくなります。
ステップ2.シャンプーを手に取り水を足して泡立てる
シャンプーを髪につけてから泡立てる方が多いと思いますが、これも実はあまり良くない方法です。
シャンプーを手に取ったら、適量の水を加えながら手の上でしっかり泡立ててから頭皮にのせていきます。
シャンプーがしっかり泡立っていないと、十分に洗浄できないどころか、余分な成分が髪に残って逆効果です。頭皮への負担を極力抑えるためにも、頭皮で泡立てることはできるだけ避けましょう。
ステップ3.泡立てたシャンプーで指の腹を使って洗う
下準備ができたら、いよいよ洗う工程です。
爪を立てて激しくゴシゴシ洗うと頭皮を傷つけてしまうので、指の腹を使って頭皮をもむように動かします。
まずは、耳の上辺りの側頭部の側頭筋をほぐすようにゆっくりもみ出し洗いをしましょう。
次に、後頭部に向かって頭皮をもみながら洗い進めていき、側頭筋と後頭筋をしっかりほぐすことで頭皮の血流が良くなります。
それから、引き上げるように頭頂部に向かってもみ進めていき、血行が悪くなりやすい頭頂部と側頭部の境目辺りのハチの部分や筋肉が緊張しやすい頭頂部まで、頭皮全体をしっかりほぐしながら洗っていきましょう。
こうすることで、頭皮の毛穴汚れをしっかりともみ出すことができます。
ステップ4.髪の根元から洗い流す
しっかり汚れをもみ出した後は、丁寧にすすぎ洗いをしましょう。
ステップ3同様、すすぎの際にもさらに頭皮をマッサージしながら洗い流します。前頭部は髪をかき上げ、後頭部は頭を下げた状態で行うとすすぎ残しを防ぐことができます。
すすぎ残しがあると、汚れが蓄積してフケの原因となってしまうので、しっかりと洗い流してください。
ステップ5.ドライヤーで乾かす
最後の乾かす工程は、お風呂上りにリラックスするとおっくうになりがちです。
しかし、タオルドライしただけで自然乾燥をすると頭皮や毛髪に負荷を与えてしまいます。長時間頭皮や毛髪がぬれた状態だと、ほこりがつき細菌が増殖してにおいの原因にもなってしまうこともあります。
さらに、ぬれたままの髪の表面はハリをもたらす水素結合が崩れてしまい、傷みやすい髪になってしまいます。
ドライヤーの温かい風で優しく水分を乾かしましょう。仕上げに冷風をあてると、髪が引き締まって美しく仕上がるので、ぜひ試してみてください。
育毛シャンプーでよくある質問
育毛シャンプーは種類が豊富で、リンスやコンディショナーとの組み合わせも悩ましいかもしれません。ここでは、育毛シャンプーのよくある疑問にQ&A形式でお答えします。
Q1.安い育毛シャンプーは効果がない?
A.値段ではなく、頭皮の肌質や状態に合っているかどうかが重要です。
頭皮環境は個人差が大きく、育毛シャンプーに含まれる成分も製品によって異なります。そのため、育毛や抜け毛予防の効果は人によって変わることがあります。
安価な育毛シャンプーは、洗浄力を高めるために低コストな石油系洗浄成分を配合していたり、配合される有効成分が限定的だったりすることもあるでしょう。とはいえ、高価なシャンプーでも肌質に合っていなければ意味がなく、価格だけで優劣は決められません。
Q2.女性の薄毛でも効果を期待できる?
A.女性も効果を期待できますが、女性用の育毛シャンプーを選ぶことが大切です。女性と男性とでは、薄毛の原因となりやすい脱毛症の種類が異なります。
例えばFAGA(女性男性型脱毛症)は、加齢や出産によるホルモンバランスの乱れなどが原因と考えられる、女性特有の脱毛症です。頭部全体の髪が薄くなったように感じたら、FAGAの進行が疑われます。
この場合に効果が期待できる有効成分の例は、ダイズ種子エキス(ダイズイソフラボン)です。エストロゲンと似た働きをするダイズイソフラボンの含有量が多い育毛シャンプーは、ヘアサイクルにおける休止期の延長作用により、薄毛の予防が期待できます。
Q3.育毛シャンプーを使ってもリンスやコンディショナーではげる?
A.リンスやコンディショナーが薄毛の直接的な原因になるとは言えませんが、使用方法には注意が必要です。
基本的に、リンスやコンディショナーは髪に作用しますが、頭皮に残ると毛穴の目詰まりや皮脂の蓄積、常在菌の異常繁殖を招くことがあります。これは髪の成長を妨げ、頭皮環境を悪化させる原因にもなります。
リンスやコンディショナーを使用した後は、シャンプーのみの場合よりもさらに入念にすすぎ、確実に洗い流すことが重要です。一部には、頭皮に塗布し成分を浸透させることを目的としたコンディショナーもありますが、使用後のすすぎは特に丁寧に行いましょう。
育毛シャンプーとあわせて取り組みたい薄毛対策
適切なシャンプーで髪が育つ頭皮環境を手に入れたなら、さらにステップアップした薄毛予防ケアを加えて、ヘアケアを徹底しましょう。
これまでにご紹介してきたシャンプーとあわせて行うことで、より頭皮や髪を元気な状態に導くことができます。
1.頭皮マッサージ
頭皮トラブルの原因はさまざまですが、そのひとつには「頭皮の血行不良」が挙げられます。そこで、頭皮を優しくマッサージして、血行を促進させてみましょう。
シャンプーの方法と同じように、指の腹を使いながら、優しく頭皮全体のツボをサイドからトップに向かって刺激していきます。
頭皮全体の筋肉をほぐすことで、薄毛対策だけでなく、目の疲れ解消や顔のリフトアップなどのうれしい効果も期待できます。
頭皮マッサージの詳細については、「頭皮マッサージは薄毛に効果的?プロが教えるマッサージを解説! 」の記事で詳しく解説しています。
2.育毛剤
育毛剤には、抜け毛を予防して今生えている髪を維持していくために有効な成分が配合されています。適切なシャンプーのやり方で髪が育つ環境を整えた状態の頭皮は、育毛剤の有効成分が浸透しやすく、より高い効果が期待できます。
シャンプー選びでもどんな成分が配合されているかの見極めが重要でしたが、それは育毛剤でも同じです。低刺激で肌に優しい製品を選ぶことを心掛けてください。
育毛剤について詳しくは、「育毛剤の効果とは?副作用は大丈夫?正しい選び方と使い方 」の記事をあわせてご覧ください。
3.ヘアサロンでのヘアケア
ここまでは、ご自宅でできるヘアケアをご紹介してきましたが、専門のヘアサロンで髪のプロによるケアを受けることもおすすめします。髪や頭皮のことを熟知しているプロであれば、頭皮状態や悩みに応じて適切なケアを提案してくれるでしょう。
薄毛専門理・美容室スヴェンソンは、「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、さまざまなサービスを提供しています。
例えば、髪と同じ成分を髪の毛1本1本まで浸透させてコーティングするスヴェンソンの「ヘアライズ®」は、。髪の毛のハリやコシがなくなってきた方でも、約1時間の施術でハリやコシのある太い髪質に生まれ変わることができます。
薄毛専門ヘアサロンのスヴェンソンで体験することができるので、深刻な悩みに陥ってしまう前に、試してみる価値はあるでしょう。
スヴェンソン「ヘアライズ®」の詳細を知りたい方は以下からチェックできます。
頭皮環境に適した育毛シャンプーで効果を最大化しましょう
加齢や頭皮環境の変化によって薄毛などの悩みを持つのは自然なことです。しかし、その髪をきれいに若々しく保つことは可能です。
健やかな髪を育てるためには頭皮環境がとても大切であり、そのためには頭皮状態に応じたシャンプーを選ぶ必要があります。
敏感な状態の頭皮には、適度な洗浄力で添加物ができるだけ入っていない育毛シャンプーがおすすめです。また正しいシャンプーの使い方を実践し、健やかな髪と頭皮を目指しましょう。
参考文献
第一三共ヘルスケア「ふけ・頭のかゆみの原因」
スキンケア大学「炭酸シャンプーに効果はある?」
ウェザーニュース「なぜ秋になると抜け毛が増えるのか?」
服部道廣「養毛・育毛剤の評価法―人における新評価法―」
環境省「ベンジルアルコール」
日本医薬品添加剤協会「イソプロパノール」