薄毛は個性、増毛も個性!増毛したからこその新発見とこれからの未来

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

25歳になったとたん、薄毛になり始めたという男性。育毛剤から植毛まで一通り試し、ある時は薄毛の自分を受け入れたそう。母親から強く勧められた編み込み式のカツラとの出会いで、人生がより良い方向に変わったという。

そんな彼は、笑いながら今まで経験してきたことを語ってくれた。ついついこちらまで笑顔になってしまう、彼の物語を紹介しよう。

「つむじが大きい」という指摘…隔世遺伝での薄毛を確信

ミニチュア・家族イメージ

私はいつも、「楽しくやれば人間はすごい」と思っている。仕事も勉強も、楽しくやることが何よりも大切だ。好きなことをすれば良い。そうすれば、人生も楽しくなる。

今になってやっとそう思えるようになってきたが、昔は少し違っていた。どちらかというと薄毛が理由で、内向的な性格をしていたのだ。だが、あることがきっかけで、私は外向的になれた。それは、とあるカツラメーカーとの出会いだ。

正直、私は自分が薄毛になるなんて、思ってもいなかった。むしろ、昔は毛量が多くてかきむしるように抜いていたのに…同僚の一言で自分が薄毛であることに気が付いたのだ。

「あれ?なんかつむじ、大きくない?」

私はこの時、思った。「そういえば、祖父が薄毛だった。これは隔世遺伝に違いない」と。家に帰り鏡を見ると、確かにつむじがだいぶ薄い。「25歳はお肌の曲がり角」というキャッチコピーがあるが、まさのその通り。25歳で私の髪の毛も薄くなったのだ。

発毛に向け、誰よりもモノを試す日々。そして悟り

自分の頭頂部を気にする男性

まだまだ若かったからこそ、薄毛を見て見ぬふりをすることはできなかった。

皮膚科から処方された薬を塗ってみたり、毛生え薬と呼ばれていた育毛剤の101やセンブリエキス、生姜シャンプーなど、とにかくいろいろと試した。会社から帰宅して「生えてこい」と唱えながら育毛剤を使うことが習慣だった。果は惨敗。どれも期待する効果は感じられなかった。

ある時は、火傷で髪がなくなってしまった人の植毛を専門としているお医者さんの話さえ聞きに行った。ただ、この時に紹介された植毛はリスクが高く、自分には合わないと思ったため辞めた。

30歳になるまで、とにかく私はいろんな商品を試した。だが、一向に薄毛が良くなる気配はない。そしてある日、悟り開いたのだ。「薄毛は個性だ。これでいく」と。

だが、そんな私に人生の転機が訪れた。ある日、母親が地毛に編み込むタイプのカツラの紹介ビデオを持って帰って来たのだ。もちろん、その時の私は完全に悟りを開いた状態。「必要ねえよ」と言い返し、ビデオを長い間ほったらかしにしていた。

それでも母親は強く勧めてきたため、とりあえずそのメーカーへ話だけ聞きに行くことにした。そして、私はこの新しいタイプのカツラに魅了されたのだ。

「被る」のではなく「編み込む」タイプのカツラだからこそ、違和感なく増毛ができる。「カツラ」と聞くと、時代劇に出てくるようなカツラを想像していたのだが…悪いカツラのイメージが、覆されたのだ。だからこそ、すぐに増毛の決断ができたのかもしれない。

増毛したら気付かれずにスルーされた!人は髪で識別されている!?

グッドのポーズ

ちなみに、私が増毛を決意したのはあくまでも自分のため。結婚したいとか、モテたいとか、そういうことは一切考えていなかった。どんなに悟り開いたとは言え、心のどこかで年齢相応の頭でいたいと思っていたのだ。そして、あることに気づいた。「薄毛は個性、増毛も個性」。

私は長期休暇などを取ることなく、土日に増毛した。月曜日に出社し、いきなり髪の毛が増えているという状態だったため、当時はだいぶ緊張したのだが…上司や同僚の反応に、私は救われた。

ネガティブな反応はなく、「おお、良いんじゃない?その方が」「なんか変わったね~」と言われたのだ。のことを探していた女性社員には、背を向けていたせいか全く気付かれずに素通りされた。「人は髪で判断しているのか!」と思ったりもしたが、それも、今では良い思い出だ。

薄毛を気にする必要がなくなったというのは、私にとって大きな気持ちの変化だった。増毛した当時は「髪の毛ってこんなに重たいんだ」と変に感動したし、自分で好きなようにスタイルが作れるというのも、やはり嬉しかったのだ。増毛したおかげで気持ちが前向きになり、外に出る機会も間違いなく増えた。

これからの自分、これからの時代、これからのカツラ

個性のイメージ

技術の進歩とは素晴らしいものだ。増毛したばかりの当時と、今の編み込みタイプのカツラを比較してみても、明らかに製品が改善されている。より自然で、カツラ自体もだいぶ軽くなった。

一つ悩んでいることと言えば、カツラをどう卒業するかだ。いきなりカツラを外すと、周りの人はショックを受けるのに違いない。理想としては、少しずつ段階的にフェイドアウトしたい。時に、白髪の配合量も増やしたりなんかして、自然な形で卒業できたらいいなと思っている。

これからの時代、個性がより尊重されるだろう。カツラもそうだが、整形も「個性」として受け入れられるような時代が、来るのではないだろうか。火星への移住が計画されているこの時代は、面白くてたまらない。だから私は、これからも前向きに人生を楽しもうと思っている。


この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

詳細は以下リンクからご覧ください。まずは気軽に無料体験!納得してから始められます。

 

公開日:2020/05/25

シェアする
いいね!1 Star 2
Loading...