AGA治療はギャンブル?人生を楽にしてくれた増毛体験とは

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

実家で家族と暮らしている30代後半の彼は、物流業界で働きながら、率先して親の介護を行う優しい性格。そんな彼にも「薄毛」という悩みがあった。

「みんな、僕の頭を見ているんじゃないか?」かつて、そう思い悩む日々を送ってきた。

そんな彼は現在、地毛に編み込むカツラを使って増毛している。昨今人気のAGA治療を選ばなかった理由は何なのか?今回は、その理由を解き明かすストーリー。

人間不信の僕にのしかかる、20代で薄毛という事実

教室でたそがれる男性

高校生の時、人生観を変える出来事が起きた。

僕が「正しい」と強く信じていたことを、まわりに「それは違う」と真っ向から否定された。「正しいことを正しいと言ってはいけないのか」と、僕の堅物のような性格も災いし、どんどん孤立してしまった。それからはイジメに近い仕打ちも受け、人間不信に陥った。

そんな高校時代を過ごし、人付き合いが苦手になってしまった僕。社会人になり、初めての職場では、周囲とコミュニケーションを取るのにいつも苦労し、ストレスを感じていた。悩みはそれだけではない。ストレスとともに年々薄毛が進行し、「みんな、僕の頭を見ているんじゃないか?」などと余計な心配をするにようになった。劣等感すら感じていたほどだ。

25歳になると、さらにショックな出来事が起きた。アルバイト先の同僚や先輩の頭と、鏡で毎朝見る僕の頭とでは、毛量が明らかに違ったのだ。髪が薄い。その事実に愕然とした。僕は同世代に比べて薄毛なんだとはっきり自覚してしまった。

AGA治療検討するも、ブラック企業入社で断念することに

作業場で勤務する男たち

その後、物流会社で働くようになり、育毛剤を利用し始めた。「若いからきっと生えてくる」と信じて7年利用したが、期待する効果はまったく実感できなかった。

育毛剤の使用と平行して行っていたのは、インターネットでAGA治療にまつわる情報を漁ることだ。そして、クリニックに通うことを検討した。

しかし、その計画は頓挫した。当時働いていた会社が、俗にいうブラック企業。土日祝日の休みもなく働かされ、プライベートに使う時間はほとんどなく、AGA治療は諦めるしかなかった。

この物流会社ではかれこれ8年ほど働いた。そのうちに、世の中で”働き方改革”という言葉が広まるようになり、まわりの人が、僕の会社は「ブラック企業じゃないか?」と意見してきた。

僕自身もとうとう「こんな働き方、やってられるか!」と堪忍袋の尾が切れた。親も寝たきり状態になり、面倒を見るためにプライベートの時間を確保したかったのも大きい。そこで転職を決意した。34歳の時の出来事だ。

AGA治療はギャンブル?検討の先に行き着いたカツラ

考える男性

会社をやめるタイミングで、薄毛対策も本格的に考えることにした。

以前検討したAGA治療は、クリニックへ足を運んで相談したら、専門医から「髪が生えるまで長い時間が必要で、毛髪が生える保証もない」と言われた。クリニックの選び方や薬は発毛効果を左右するとも言われた。

まるでギャンブルだと思った。その時点で、AGA治療に対して疑心暗鬼になってしまった。とはいえ、薄毛の問題は解消したかった。仕事の際は薄毛を隠すために頭にタオルを巻き、外出時は帽子を必ずかぶる。そんな状況を打破したくてしょうがなかった。

そこで考え方を変え、カツラに目を向けた。ネット上でカツラメーカーの情報を調べると、A社では「結毛1000本まで無料」と謳っていた。1000本無料はありがたいが、それ以上の本数になるとどうなるか、一体いくら必要なのか分からなかった。1万本、2万本…となればきっと高額になるだろう。そう思って二の足を踏んだ。

最終的にA社を諦め、別のカツラメーカーを検討してみることにした。そして、地毛に編み込むタイプのカツラを展開し、無料でカツラの体験が出来るという別メーカーを知り、相談しに行くことに。これが当たりだった。

カツラにして正解だったと言える理由

困っている箱男

人毛を使ったこのカツラは、使い心地が良かった。薄毛を気にする必要が一切なくなり、若い頃に感じていた劣等感が薄れ、前を向いて歩けるようになった。僕にとって、長年抱いてきたコンプレックスが解消された瞬間だった。

転職で入社面接を受けた際、面接官の印象も目に見えて良くなったと思う。社会において、髪型や毛量は、第一印象を決める大事な要素だとつくづく実感した。

カツラは、様々なことを僕に教えてくれた。

と同時に視野が広がり、周囲の人たちをよく観察するようになった。そこで悟った。人は意外に、他人のことにそこまで興味がない。今まで、ただただ自分が周囲を気にしていただけだったのだ。

本当は、人にそこまで頭を見られていなかった。例えば仕事相手は、僕の薄毛を気にして来社しているわけではない。仕事で来ている。勝手に僕が「こっち見てんじゃねーよ」と劣等感を感じていただけだ。そうした気づきも、僕の心に平穏をもたらした。

変化した行動パターン。そして人生の新しい側面への気付き

LIFE

それからというものの、行動がアクティブになった。今まで、仕事が終わったら家にすぐ帰っていた。が、ここ2、3年で生活パターンが変わり、仕事終わりに友人とよく遊ぶようになった。

僕の増毛に対する、まわりの反応も興味深かった。よく「学生か!」とツッコまれ、見た目がそんなに若返ったのかと、思わず笑ってしまった。仕事でも人から「若い」と言われる。

ただし、恋愛を積極的にしようとは考えていない。今や、結婚してくれた人に親の面倒を見てもらう、という時代ではない。誰かに頼るのは違うと思うからだ。とはいえ、大げさかもしれないが、増毛は僕の人生をずいぶん楽にしてくれたし、人生の新しい側面を教えてくれた。

高校時代の嫌な思い出も、経験できたからこそ得られたものがあった。経験できて良かった、と今になって思うのだ。

増毛したことは、そんな気持ちとちょっと似ているのかもしれないな。


この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

詳細は以下リンクからご覧ください。まずは気軽に無料体験!納得してから始められます。

公開日:2020/06/01

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