増毛が人生のターニングポイントに。いくつもの苦い過去を乗り越えて

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

現在50歳の男性は、高校生の時にあることがきっかけで大量の抜け毛が発生したという。20歳になると薄毛に対する不安が更に高まり、25歳で増毛の決心をしたそうだ。

「言葉の通り、増毛して人生が変わったんだ」

そう口にする男性。増毛は、彼の人生にどう影響を与えたのだろうか?

薄毛のきっかけを自分で作ってしまった高校時代

僕は子供の頃から「将来、薄毛になるんじゃないか」という不安を抱えていた。親や兄、親戚もほとんどが薄毛。遺伝は避けられない。だが、まさかあることがきっかけで、若いうちにたくさんの抜け毛が発生するなんて思ってもいなかった。

机に突っ伏す男性

それは僕が高校一年生の時だった。当時、仲の良いイケメンの友人が「髪を脱色したらかっこいいよな。俺、オキシドールでやってみるけどお前もやる?」と言ってきた。心のどこかで「モテたい」と思っていた僕は、その提案を断わるわけもなく…。結果、髪の毛が異常なスピードで抜け始めた。それも、シャレにならないくらいの量が。

洗髪するときには、もっと抜け毛が手にからまる。「髪を洗ったら抜け毛が増える」なんていう恐怖で、お風呂で髪の毛を洗う事すらできなくなり、どんどんフケが溜まっていった。

そんな僕の姿を見た女性からはいろいろ言われ、余計にへこむ。もともと良かった成績も一気に落ち、勉強をする気さえなくなった。

高校三年生になった僕は、オキシドールを勧めてきた彼とも疎遠になっていて、新たに友達ができた。賢い友人で、僕もその影響を受けたおかげか、勉強のやる気を取り戻し無事大学に受かったのだ。大学に入ってからも確かに抜け毛は気になったが、薄毛が気になるくらい毛量が減っていたというレベルではなかった。

カツラには悪いイメージが…増毛に踏み切れた理由は「安心感」

路肩で頭を抱える男性

本気で不安を感じ始めたのは、社会人になってから。

あまりにも薄毛が気になり、写真にうつることさえ嫌だった。「周りの人は薄毛じゃないのに、なんで僕だけ…」と自分が嫌いになる毎日。本当に、恥ずかしかった。「類は共を呼ぶ」というが、僕の場合はむしろその逆。髪の毛がふさふさな友人に囲まれていたから、余計に薄毛が目立った。

特に辛かったのは、女子の視線。無意識なのだろうか、僕の頭に目が行っていたのだ。「薄毛だ」と判断されてしまうと、恋愛の土台にすら乗れない。悩みが尽きなかった。

「どうしたらいいんだろう…」

そう悩んでいた25歳の時、スポーツ新聞に掲載されたカツラメーカーの広告が目に留まった。そこには、「編み込み式」という言葉が載っていて…今まで見たことのない新しいタイプのカツラだった。勇気を振り絞り、メーカーに電話し、とりあえず相談してみることにした。

正直、僕はカツラに対して悪いイメージを持っていた。だが、この編み込むタイプのカツラは見た目がすごく自然だということが分かった。おまけに、担当者も親身になって相談に乗ってくれる。「毛量もまだあるし、本当に良いの?」と、包み隠さず話してくれたのだ。すぐに勧めてくるのではなく、そういう対応をしてくれるんだ…と安心に繋がった。

だからこそ、僕はすぐに決心できた。「ここでやらなかったら、一生やらない」と思うほどに。

人生で唯一真剣に向き合える女性と付き合えたのは

腕を上げて喜ぶ男性

いざ増毛してみると、本当に自然で驚いた。周りの人から何か言われる覚悟をしていたが、特に何もない。仲の良い親友たちも、僕の変化に「良い感じだね」「かっこいいね」という誉め言葉のみ。「増毛でもしたの?」と言われるかと思っていた。彼らのおかげで前向きに増毛ライフがスタートできたと言ってもいいくらいだ。「救われた」という言葉が適しているだろう。

編み込むタイプの増毛をして、僕自身も間違いなく変わった。薄毛に悩み始めてから劣等感しかなかったが、増毛したおかげで自信が持てるようになった。

実は、人生で一度だけ、真剣に交際した女性がいる。

「増毛して変わった今の自分ならいける!」という気持ちがあったからこそアプローチができた。告白するタイミングで増毛してるとカミングアウトもしたのだが、それでも彼女は付き合ってくれた。もう別れてしまったが、あれから20年以上経った今でも僕はまだ彼女のことが好きだ。そのくらい大好きな女性と付き合うことができた。それも、このカツラのおかげだ。

ひまわりを持った男性

そして、編み込みのカツラを提供するメーカーにも深く感謝している。月1回程度、カツラのメンテナンスに店舗へ足を運ぶが、信頼できるスタッフと語り合える時間は、間違いなく僕にとっての宝物とも言える幸せな瞬間だ。

人生のターニングポイントは、人それぞれだと思う。僕は「編み込み」という技術に出会ったことがきっかけで、人生が変わった。語り切れないような辛い経験はたくさんあった。「薄毛で自信を持てない自分」のままだったなら…もっともっと、辛かったかもしれない。

増毛デビューを果たして25年経ち、50歳になった今でも愛用している。これからも、このカツラは僕のライフパートナーとなるだろう。


この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

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公開日:2020/06/03

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