カツラメーカーを転々として、辿り着いたその先は

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

休日はお二人で過ごされることが多いのですか?
インタビュアーの問いに、夫妻はにこやかにうなずいた。

「3歳になる飼い犬が可愛くて仕方なくて、ドッグランや犬好き仲間と泊まりに行くのが僕たちの共通の趣味です。買い物にもよく一緒に行きます」
出身地が同じで、今から12年前に知り合ったというお二人。仲の良さが取材し始めた時点で既に伝わってくる。

「こうやって快適に過ごせるようになるまで、いろいろな苦労がありました。今は毎日髪を洗えるし、旅行のときの気苦労もなく、大好きなおしゃれを楽しめています。でも、以前はそうじゃなかったんですよ」
ご主人は当時を思い出しながら、ゆっくりと話し始めた。

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「髪が薄いね」という妻の一言から

散策を楽しむ夫婦

当時、僕は40代前半だった。いつものように夫婦で歩いていると、風が吹き僕の髪が乱れた。いつもの何気ない日常的な情景だったと思う。
「あれ、髪が薄いね」後ろにいた妻がそう言い、その薄さを隠すように整えた。妻もそのとき、初めて僕の薄毛に気づいたそうだ。

いちばん身近な存在である妻に言われてから、自分の薄毛を自覚するようになった。仕事柄、多くの人がいる現場に行くこともある。どこにいても「薄毛だと思われているのではないか」と人目が気になってしまうし、風の強い日には外に出るのが苦痛になった。
育毛剤はいちばん手軽な方法だが、この薄毛を改善させるために効果的だとは思えない。そんなふうに考えていた僕は専門的なサロンに行くことを決意し、すぐにA社に足を運んだ。

カツラメーカー1社目 肌荒れとの闘い

カツラを装着するために、A社のサロンへ体験に行った。さっそく想定外のことが起きた。カツラを装着するには、髪を剃る必要があるらしい。覚悟はしていなかったのだが、その場で髪を剃ることを受け入れるしかなかった。髪を剃られた自分の姿を鏡で見て「カツラをつけるしかないな」と感じた。その選択肢しかなかった。
それからしばらくはA社のカツラを使用し続けた。接着剤を使い、乾いてからカツラを装着。もちろん肌は荒れる。日が経つにつれて激しいかゆみも感じるようになった。

肌荒れやかゆみに耐える僕の姿は、妻にとっても辛いものだったようだ。寝ている最中は意識がないはずなのに、激しく頭をかき続けていたという。朝起きたとき、枕カバーに血がついていて衝撃を受けたこともあった。
でも、カツラをはずしたくない。だから、皮膚科には行けない…。

「カツラを装着するためとはいえ、接着剤をこれ以上使うと皮膚がはがれてしまう可能性がありますね。接着方法をテープに変えてみましょう」
A社から提案され、言われたとおりテープに切り替えた。それから肌荒れの状態は多少良くなってきたが、快適とまでは言えない。

カツラメーカー2社目 不信感の募り

受付

次に試したのはB社だ。サービス内容に魅力を感じた。
「カツラをセットで購入していただければ割り引きします。5年くらいは使えますよ」
スタッフの説明で、コストパフォーマンスの良い製品が使えそうだなと惹かれてA社からB社に切り替えた。
しかし、現実は違っていた。5年使えると言われていたのに、たった2年で「どのカツラも傷みがひどい」と言われ、新しい製品の購入をすすめられた。B社への不信感が募り、利用を中止。再び僕はA社のユーザーになった。

A社には会費として金額を積み立てられる仕組みがある。会費で新しい商品を買えると期待し入会した。
ところが、何万円も積み立てたにも関わらず、新しく提案された商品は非常に高額だった。積み立てた金額にプラスしてお金を払わなければならないのだ。

B社に続き、A社も利用し続けることを断念。

カツラメーカー3社目 やっと出逢えたメーカー

ただ、「薄毛の悩みを解消したい」という気持ちに変わりはない。その手段であるカツラも装着し続けたい。そう思った私は、インターネットで別のサロンを探した。そこで出会ったのが編み込むタイプの増毛だった。
「インターネット上で提示されている金額が本当ならかなり安いな」
半信半疑で利用し始めた。契約にプラスして商品代はかかってしまったが、トータルで支払った額はA社とB社よりも安かった。家計を管理する妻も安心したようだった。

嬉しかったのは、今まで使っていた粘着式のカツラは1カ月ぐらい髪を洗えないが、新しく使い始めた編み込むカツラなら毎日洗髪できる点だ。肌荒れも改善した。

「おしゃれをもっとしたい」

自然にそう思ったのは、何年ぶりだっただろうか。

妻と出かける機会も増えた。以前は電車に乗って座っているときも、僕を上から見る人がカツラに気がつくのではないかと不安だったが、それも解消された。
髪の見栄えが良くなると、服のコーディネイトにもより一層力が入る。服を買いに行く回数が格段に増えた。
現在は以前のように頻繁には買い物に行かなくなったが、積極的に犬好き仲間と、遠方のドッグランに参加するための旅行をしている。
いっしょに行く妻も楽しそうだ。

あのカツラにしてから、1年後の僕は…

犬の散歩をするミドル夫婦

地毛に編み込むタイプのカツラを使い始めてから1年。A社やB社のカツラでは犬好き仲間と泊まりに行くとき、「はずれたらどうしよう」と心配になり、テープをバッグの中に入れて常備していた。
しかし、今はその必要はない。髪を洗うときも、周りに気を遣わなくて済む。
風の強い日は気になることもあるが、ストレスが軽減したのは事実だ。気持ちが前向きになった。

今日は妻と共に、犬を連れてドッグランへ行く。日差しは明るく心地よい。洗ったばかりの髪、お気に入りの服で、思い切り休日を楽しむつもりだ。


この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

詳細は以下リンクからご覧ください。まずは気軽に無料体験!納得してから始められます。

公開日:2019/11/29

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