快適な睡眠で薄毛対策!理想的な睡眠環境とは?

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

理想的な睡眠環境脱毛や薄毛に悩んでいる方で、意外に見落としがちなのが睡眠環境です。睡眠は、髪の修復や成長にとって非常に重要な要素を含んでいます。全体的、もしくは部分的にハゲてしまい悩んでいる場合は、一度睡眠環境を見直してみてはいかがでしょうか。
ここでは、理想的な睡眠環境について詳しく解説します。

睡眠が髪に与える影響

人間は、睡眠中に「成長ホルモン」というホルモンが多く分泌されます。成長ホルモンは、体のさまざまな組織の修復や成長に必要なものであり、もちろん髪にもよい影響を与えてくれます。成長ホルモンを多く分泌して、毛母細胞などを活発化させるためにも、質の良い睡眠が大切なのです。

睡眠環境が悪く睡眠時間が短くなってしまうと、成長ホルモンの分泌が少なくなってしまう恐れがあります。さらに、睡眠が短くなることで睡眠不足になってしまい、疲労やストレスによって血流量が収縮する可能性があります。複合的に薄毛のリスクが高まるので、睡眠は非常に重要といえるでしょう。

快適な睡眠のために:運動

ストレッチする男性

快適な睡眠に入るためには、適度な睡眠欲求が必要となります。また、睡眠欲求を得るためには適度に身体を動かすことも重要です。運動をすることで一時的に体温が上がるのですが、そこから少しずつ体温が下がっていくことで、スムーズに睡眠に入り込むことが期待できます。

また、適度に疲労感を得ることで睡眠欲求を高めることができるでしょう。ただし、あまりに激しい運動をしてしまうと交感神経が刺激されて、逆に眠りにくい状態になるため注意が必要です。一定量の運動でなくとも睡眠前にストレッチなどをしておくことで、手足を優しく温めることも有効です。

快適な睡眠のために:寝床内(しんしょうない)温度と湿度

温度と湿度

快適な睡眠環境を得るためには、寝床内(しんしょうない)温度と湿度が非常に重要です。寝床内というのは、布団の中を指しているものであり、温度が低すぎると寒すぎて震えてしまいますし、高すぎると逆に寝苦しくなってしまいます。

一般的には、体が温まる程度がよいとされており、33度±1度が適切な寝床内温度です。また、湿度も重要であり同じように快適な睡眠を得るためには、50±5%RHの寝床内湿度が最適とされています。寝床内温度は、寝具はもちろんのこと、布団の外の気温や湿度にも影響されるため、その季節に合ったものを選ぶようにしましょう。

快適な睡眠のために:光量

遮光カーテン

寝室内の光量も睡眠において重要な要素です。光を浴びてしまうと脳は活性化されてしまうため、眠りに入りづらく体内時計にも影響を与えてしまいます。そのため、睡眠をとる場合には、できるだけ外部の光が入らないようにするとよいでしょう。

たとえば、雨戸を閉めたり普通のカーテンを遮光カーテンに交換したりするだけでも、光が入らないようにすることが可能です。また、暗い中で眠ることで快適な睡眠へと導くためのホルモンであるメラトニンの分泌を活発化させることができます。

快適な睡眠のために:寝具

枕

人間は、寝ている間にさまざまな生理的変化が引き起こされます。たとえば、「寝返りをうつ」「汗をかく」「体温が低下する」などが考えられるでしょう。これらの生理的変化を妨げないような寝具を使用することで、より快適に睡眠をとることが期待できます。

保湿性や放湿性、吸湿性に優れた布団を選び、常に寝床内温度と湿度を適切なものにできる状態にしておくことが必要です。また、敷布団やマットの硬さも自身の体にあわせて適切なものを選ぶ必要があるでしょう。

そして、意外に重要なのが枕です。首筋の隙間を体のラインに沿って埋めることができるものを選ぶことで、睡眠時無呼吸症候群などのリスクを低減させることが期待できます。

快適な睡眠のために:アロマ

リラックス効果のあるアロマ

快適な睡眠を導入するために、リラックス効果のあるアロマを活用するのもおすすめです。あまりに香りが強いものは、逆に睡眠を阻害するので気をつけなければなりません。しかし、適度なアロマを使用することで体や脳の緊張状態をほぐすことができるでしょう。

特に、ラベンダーやカモミールなどは、リラックス効果によりスムーズな睡眠導入が期待できるのでおすすめです。

快適な睡眠を妨げるNG事項

室温調整

快適な睡眠をとるためには、できる限り避けたほうがよいものもあります。たとえば、睡眠時のスマホやパソコン、テレビです。必ず電源を切るようにしましょう。これらの電子機器が発する光は、脳を覚醒状態にするため注意が必要です。

特にスマホなどは、布団に入ってから寝るギリギリまで使っているという方も少なくありません。どうしても利用したい場合は、ブルーライトをカットできるカバーなどをして、できる限り量を減らすようにすることをおすすめします。

また、快適な睡眠をとるためには室温がとても大切です。掛け布団や部屋が暑すぎたり逆に寒すぎたりすると睡眠は妨げられます。冬は温かい布団をかけてベッドで丸まりたいのはわかりますが、これが落とし穴にもなります。身体の温度がなじんでしまうと、過熱状態になってたっぷり汗をかいてしまい、睡眠サイクルを乱す可能性もあります。よほどの寒がりや寒い場所でない限り、基本的に避ける方が無難です。寝室を涼しく(「寒く」ではないので注意が必要)快適な状態に保つことが大切です。

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まとめ

睡眠は、ちょっとした工夫をすることで快適にとることができるようになります。今回ご紹介したポイントは、すべてクリアすることがもちろんおすすめです。ただ、一気にではなくても一つ一つ対応していくことで、睡眠の質を高めていくことができるでしょう。気になるものから、試してみてはいかがでしょうか。

記事の参考URL

https://www.nishikawasangyo.co.jp/company/laboratory/topics/03/

https://diamond.jp/articles/-/161463

https://www.mottainaihonpo.com/kaitori/contents/cat07/028-anmin-houhou.html

https://image-a.co.jp/igbook/archives/445

公開日:2019/09/30

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