髪が細い・柔らかい・少ない50代男性のおすすめ・NGな髪型を解説

髪コト編集部
プロフィール 2024/12/25

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

理想のヘアスタイルを考えるとき、髪の細さや柔らかさ、毛量の少なさに悩む50代男性も多いでしょう。ボリューム感の出しにくさや地肌の透け感などを解決し、髪型をおしゃれに見せるには、カットやスタイリングを工夫することが大切です。

この記事では、髪が細い・柔らかい・少ない50代男性の髪型をおしゃれに見せるコツや、NGな髪型やおすすめの髪型を紹介します。理想のヘアスタイルをイメージし、50代男性の髪の悩みに応えられるヘアスタイリストの施術を受けましょう。

細い・柔らかい・少ない髪の50代男性が髪型をおしゃれに見せるコツ

鏡で生え際の状態をチェックする、スーツ姿のミドル男性 — 薄毛の50代男性が髪型をおしゃれに見せるには、額を潔く露出するなどの工夫が大事

50代男性で髪が細い・柔らかい・少ない場合、髪型をおしゃれに見せるには、カットやスタイリングの工夫が重要です。額を潔く露出させることや、「隠す」より「見せる」ことを意識しましょう。スタイリングを前提に理想的な髪型をイメージすることもポイントです。

額を潔く露出させる

前髪や額の見せ方は、50代男性の印象を大きく変えます。髪の量を多く見せようと考えると、前髪を下ろして額を覆いがちです。しかし毛量が足りないと、無理をしてカバーしている感が出てしまいます。

髪型をおしゃれに見せるには、前髪を立ち上げたり髪全体を横や後ろに流したりして、額を露出させるのがポイントです。生え際が気になる場合、前髪をベリーショート丈にカットし、額に若干かかる程度にするのもよいでしょう。額をすっきり見せると清潔感が生まれ、毛流れを調整すると落ち着きも表現できます。

額を大胆に露出させることに抵抗があれば、眼鏡やひげを取り入れて、シルエットや色味のバランスを調整するのもおすすめです。

「隠す」より「見せる」ことを意識する

50代男性の薄毛の悩みはさまざまです。生え際・分け目・つむじ周辺など、髪のボリュームや透け感が気になるポイントは一人ひとり異なります。

薄毛部分を隠そうとすると、周辺の髪を伸ばして寄せようとしがちです。髪に厚みを持たせることで隠したい気持ちは自然ですが、毛量が足りず、逆に前頭部や頭頂部の透け感が目立つこともあるでしょう。

それよりも、短くカットしたり額をオープンにしたりするほうが、自然に薄毛を目立たなくでき、豊富な人生経験に裏付けられた自信や落ち着きを表現できます。「隠す」より「見せる」ことを意識したカットやスタイリングにより、自身の魅力を生かし、好感度の高いおしゃれな髪型に仕上げることが可能です。

スタイリング前提で理想的な髪型をイメージする

髪が細い・柔らかい・少ない方は、カットとヘアドライだけでは上方向にボリューム感を出しにくく、年齢以上に老けた印象になってしまうこともあります。このため、ヘアワックスなどを使ったスタイリングを前提にカットし、理想的な髪型の作り方のイメージを持つことが重要です。

仕上げにコームを使うと毛束が筋状にくっきりと分かれ、地肌の露出が目立つこともあります。立体感や毛流れを意識しつつ、スタイリング剤を使って髪を根元から立ち上げることがポイントです。手で無造作感や毛束感を表現しつつシルエットを整えることになるため、カット時にスタイルの再現方法をしっかりヒアリングしましょう。

風や汗でこだわりのスタイルが崩れないように、キープ力に優れたスタイリング剤を選ぶことも大切です。

細い・柔らかい・少ない髪の50代男性が避けるべきNGな髪型

コームで七三分けにしようとする、やや生え際の後退した男性頭部のアップ — 薄毛の50代男性が避けるべきNGな髪型は、センターパートや長めのマッシュヘアなど

50代男性に限った話ではありませんが、髪が細い・柔らかい・少ない場合、避けるべきNGな髪型があります。例えば、センターパートや長めのマッシュヘア、ロングヘアなどです。これらは毛量の少なさや地肌の透け感など、薄毛の印象を強調させがちな髪型です。

センターパート

センターパートなど分け目を明確に作る髪型は、トップがぺたんとしやすく、毛量の少なさや地肌の透け感が悪目立ちしがちです。むしろ分け目を作らず、ある程度の無造作感を持たせたスタイルのほうが自然に決まります。

一定方向に毛流れを作りたい場合、高めの刈り上げ部分の境界から全て横方向に流したり、フルアップバング（前髪全体を立ち上げ）にしたりするなど、分け目の薄さを目立たせない髪型にするのがポイントです。

長めのマッシュヘア

長めのマッシュヘアは、毛量の多い方ならおしゃれに決まります。しかしスタイルの特性上、髪が細い・柔らかい・少ない方は、つむじ周辺の薄さが強調されがちです。額にかかる髪も薄めだと、横・後ろ方向のみボリューム感が出てしまい、清潔感など印象面でも好ましくありません。

基本的には、前・横・後ろ方向へ広げず、上方向へボリュームを出すスタイルがおすすめです。縦長のシルエットを前提に、耳周りや襟足を刈り上げるなどしたほうが、清潔感のあるおしゃれな髪型に仕上げやすいでしょう。

ロングヘア

毛量が多いように見せる効果を期待して、全体的に髪を長くすることを考えるかもしれません。しかし髪が細い・柔らかい・少ない方の場合、ロングヘアだとぺたんとし、みすぼらしい印象になりがちです。長く伸びた髪が根元から筋状になり、逆に薄毛を強調してしまうこともあります。

基本的には短めにカットして、長めに残す部分との強弱を付けるのがおすすめです。部位ごとに長さを調整し、全体のフォルムを整えることで、清潔感や落ち着き、若々しさのあるスタイルに仕上げられるでしょう。

なお、長めに残す場合は、パーマを当ててボリューム感を出しやすくするなどの工夫を取り入れるのがポイントです。

細い・柔らかい・少ない髪の50代男性におすすめのおしゃれな髪型4選

公園にてカメラ目線でにこやかに微笑む、清潔感のあるショートヘアのミドル男性 — 薄毛の50代男性は、潔く短めにカットした髪型やニュアンスパーマなどがおすすめ

細い・柔らかい・少ない髪の50代男性には、基本的にサイドや襟足を短めにカットするか、刈り上げるヘアスタイルをおすすめします。例えば、ベリーショートやソフトモヒカンです。自身の雰囲気や薄毛の状態によっては、クロップドヘアやニュアンスパーマも選択肢に入るでしょう。

ベリーショート

カメラ目線で腕組みをする、すっきりとベリーショートにカットした男性

潔いベリーショートは、髪が細い・柔らかい・少ない方におすすめの髪型です。額のそり込み部分が後退している方は、長く残した髪との差が強調され、薄毛部分が目立ってしまうこともあります。むしろ生え際の形を生かし、ベリーショート丈にカットして髪を立ち上げると、男らしく清潔に仕上がるでしょう。

そり込み部分のみ髪を寝かせておき、気になる部分を自然にカバーすることもできます。サイドを刈り上げツーブロックにし、よりメリハリのあるスタイルに仕上げるのも一案です。スタイリング時にハードなワックスでツンツンとした毛束感を作り、若々しいスパイクショートに仕上げることもできます。

ソフトモヒカン

ソフトモヒカンにスタイリングした、額がM字状の白人男性の斜め見下ろし

「分け目やつむじ周辺の透け感を隠したい」「トップがぺたんとしてしまう」など、頭頂部が気になる方にはソフトモヒカンがおすすめです。短めにカットした髪を中央に寄せて高さを出すことで、気になる薄毛部分を自然にカバーしつつ、若々しくおしゃれに仕上げられます。周囲の視線はトップに集まりやすく、これまで隠したかった部分をむしろ生かせるスタイルです。

サイドや襟足をやや刈り上げると、トップのボリューム感がより強調されるとともに、清潔感も生まれます。髪の柔らかさを生かし、スタイリング剤で毛先を遊ばせ、スパイキーな束感を出すのもよいでしょう。

クロップドヘア

ベリーショートのクロップドカットに仕上げた男性頭部のアップ

生え際の全体的な後退が気になる方は、クロップドヘアが候補に入るでしょう。一般的な刈り上げよりさらに短く1mm前後に刈り込み、重めに残した前髪との差を強調します。

マッシュヘアに近い丸みを持たせつつ、サイドや襟足をすっきりと刈り込んだスタイルに仕上げることも可能です。前髪を寝かせたクロップドヘアは眼鏡とも好相性で、知的で落ち着いた雰囲気を演出できます。逆に、短く整えた前髪を立ち上げて額を潔く露出させ、額の広さを生かした清潔感のあるスタイルにするのも一案です。

ニュアンスパーマ

ニュアンスパーマを当ててふんわりとしたショートカットに仕上げた男性

全体的に毛量が少なく、スタイリングでの仕上げが難しい方には、ニュアンスパーマもおすすめです。スパイラルパーマのような派手な動きはなく、くせ毛のようなナチュラルなウェーブ感を出せます。ヘアドライだけで根元から髪が立ち上がりやすくなり、気になる薄毛部分の自然なカバーにも効果的です。

アップバングにするとトップのボリューム感が増し、サイドや襟足を刈り上げると縦長のシルエットもおしゃれに決まります。長めに残した髪も分け目を作ることなく自然にまとまり、ハードなスタイリング剤で持ち上げなくてもふんわりと仕上がるため、スタイリングの自由度という意味でもおすすめの髪型です。

白髪や輪郭の悩みはひげによるバランス調整も一案

顔の輪郭や口周りのひげを整えたグレイヘアのミドル男性のアップ

ヘアスタイルだけでは解消できない白髪や輪郭などの悩みについては、ひげでバランス調整をするのも一案です。すっきりとカットし毛流れも整えたグレイヘアを生かし、ひげの形状や長さを整えることで、内面の魅力も引き出したスタイルを作りやすくなります。トレンドの髪型でも、50代男性がひげと組み合わせれば、「若作りをしている感」を避けられます。

どうしても毛量が少なく見えてしまう方であっても、ひげがスタイルの一部としてバランスよく整えられていれば、周囲の視線が前頭部や頭頂部に集まることを避けられるでしょう。短髪や刈り上げで面長に見えてしまったり、顎のたるみが気になったりする方も、ひげで輪郭を調整すれば自然に見せやすくなります。

まとめ

髪細い柔らかい少ない髪型 50代男性 05 — 50代男性が理想のヘアスタイルを手に入れるなら、薄毛の悩みに応えられる専門サロンで施術を受けよう

髪が細い・柔らかい・少ない50代男性には、ベリーショートやソフトモヒカン、クロップドヘアやニュアンスパーマといった髪型がおすすめです。とはいえ、一般的な理容室・美容室に通っても、納得できない仕上がりになることも多いでしょう。ご自身の髪の状態を理解して最適なカットやスタイリングを提案し、日々の悩みを解決できるのは、薄毛専門のサロンです。

薄毛専門理・美容室スヴェンソンなら、薄毛の悩みを熟知したスタイリストが最適な施術を提案してくれます。地毛を生かした「デザインカット&スタイリング」の他、髪にハリとコシを生む「オリジナルヘアコーティング・ヘアライズ®」などの提案も可能です。初回お試し価格のセットコースも用意されているため、まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。