【薄毛対策】男性におすすめの髪の抜け毛予防&防止対策を解説

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

「薄毛や抜け毛が気になるけど、具体的な対策が分からない」

「薄毛や抜け毛対策をしても本当に効果があるの?」

今この記事にたどり着いた方々は、このようにお悩みかと思います。

薄毛や抜け毛には様々な原因がありますが、全てに共通する根本原因は「ヘアサイクルの乱れ」です。

薄毛・抜け毛の対策には、自分に合ったシャンプーや正しい手順で洗髪し、頭皮マッサージで頭皮を刺激して血行を促進させて、食事内容などを見直すことが大切です。

ただ、AGA(男性型脱毛症)による薄毛や抜け毛の場合、これらの対策だけでは薄毛の状態を改善することは難しいです。

この記事では、全ての男性に実践していただきたい薄毛対策の基礎や、今すぐ見た目をカバーできる対策方法などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

監修者

  • つちやファミリークリニック 浅草院
  • 院長 土屋 佳奈

【資格】
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本臨床皮膚科医会、日本抗加齢医学会会員

※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的なクリニックや施術や商品等を推奨しているわけではございません。

薄毛や抜け毛対策は「ヘアサイクルの乱れの改善」にあり

薄毛や抜け毛対策で最も重要なのは、「ヘアサイクル(毛周期)の乱れを改善すること」です。

ヘアサイクルとは、1本の髪が「生えて→抜けて」を繰り返すサイクルのことです。日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」によると、1本の髪の毛が生まれてから抜け落ちるまでの期間は約2~6年とされています。

ヘアサイクル(毛周期)のイメージ図

成長初期 毛母細胞が分裂を繰り返し新しい毛が作られる
成長期 毛が栄養を摂り込んで成長する
退行期 毛の成長が止まり毛穴から抜け落ちる
休止期 新しい毛が作られるまでの準備期間

※表は横スクロール可能です

このヘアサイクルが何らかの原因で乱れてしまうと、通常2~6年かけて成長するはずの髪の毛が成長しきれず、短く・細く・抜けやすくなってしまいます。

正常なヘアサイクルと異常なヘアサイクルの比較図

※薄毛や抜け毛の原因についてさらに詳しく知りたい方は、「男性の薄毛・抜け毛の原因は?髪が生える基礎知識とセルフチェック法」をご覧ください。

どんなに頭皮環境や生活習慣の乱れを改善しようと頑張っても、遺伝的要素が絡んでいることの多いAGA(男性型脱毛症)によるヘアサイクルの乱れは改善が難しいです。しかし、日常的なセルフケアによって、ヘアサイクルの乱れを予防することは可能です。

「頭皮環境の乱れ」や「生活習慣の乱れ」の対策は、基礎さえ分かれば自分でも取り組むことができます。

この記事では、薄毛や抜け毛の根本的原因となる「ヘアサイクルの乱れ」を引き起こす原因別で、具体的な対策方法を解説していきます。

簡単に取り組めるセルフケア方法もあるので、ぜひ今日から日々の生活に組み込んでみてください。

今すぐ薄毛をカバーする方法もある

薄毛や抜け毛対策というのは手間・時間・費用がかかるため、気長に対策をしていく必要がありますが、「他人から見られた自分の今の薄毛状態」は気になるかと思います。

そんな方におすすめの、今すぐ見た目を変えられる薄毛対策があります。

「今すぐ」見た目を変えられる薄毛対策の例
・「ヘアスタイル」の工夫をする
・髪を太くするコーティングでハリ・コシを与える
・ピンポイント増毛でボリュームアップさせる
・「ウィッグ」を使用する

これらの詳細は記事の最後にご紹介しますが、現在進行形で薄毛対策中の人も有効です。

今すぐできる薄毛対策を知りたい方は、以下をタップしていただければ詳細を確認できます。

>>薄毛対策中でもOK!今すぐ自然にカバーする方法

薄毛・抜け毛の基礎対策~ヘアケア編~

薄毛や抜け毛の基礎対策として、まずは「正しいヘアケア」を知ることが大切です。

正しいヘアケアを知って実践をすれば、頭皮環境の乱れによるヘアサイクルの乱れの正常化に繋がります。

この章で述べるヘアケアは、薄毛や抜け毛でお悩みの20代・30代・40代・50代、全ての年代の男性におすすめできる薄毛対策です。

また、薄毛や抜け毛だけではなく「頭皮のフケ(乾燥性と脂漏性)」でお悩みの方は、必ずヘアケアを実践してください。

頭皮のフケは「乾燥性」と「脂性(脂漏性)」の2種類があり、それぞれの原因も異なります。

あなたがお悩みのフケの種類について、詳しくは「あなたのフケの種類はどれ?原因を知り、改善を目指そう!」をご覧ください。

薄毛対策①正しいシャンプーをする

シャンプーをしている男性のイメージ画像

頭皮環境の乱れを正常化するには、まずは正しいシャンプーの仕方(洗髪手順)を知りましょう。

シャンプーはスタイリング剤などの髪の汚れを洗浄するだけではなく、頭皮の老廃物や皮脂汚れ(脂肪酸)を落として清潔に保つのが主な目的です。

また、シャンプー中に頭皮マッサージをすることで頭皮に刺激を与えて血行を促進し、髪に必要な栄養を毛乳頭に行き届けるという重要な役割を担っていることを念頭に置いてください。

正しいシャンプーの仕方

正しいシャンプーの仕方①目の粗いブラシで毛先をブラッシング。その後、頭皮全体をやさしくブラッシングする

正しいシャンプーの仕方②36~38℃のぬるま湯で髪の汚れを落とし、手でシャンプーを十分泡立てる。頭皮を優しくマッサージ(揉み出し)しながらシャンプーで洗髪する

正しいシャンプーの仕方③毛先にのみコンディショナーを塗布して、ぬめりが取れるまでコンディショナーを洗い流す

正しいシャンプーの仕方④タオルで軽く叩いて髪の水分を取り除き、頭皮から20cm離したドライヤーで髪を乾燥させる

①目の粗いブラシで毛先をブラッシング
②頭皮全体をやさしくブラッシング
③36~38℃のぬるま湯で髪の汚れを落とす
④手でシャンプーを十分泡立てる
⑤頭皮を優しくマッサージ(揉み出し)しながらシャンプーで洗髪
⑥たっぷりのお湯でシャンプーを洗い流す
⑦毛先にのみコンディショナーを塗布
⑧ぬめりが取れるまでコンディショナーを洗い流す
⑨タオルで軽く叩いて髪の水分を取り除く
⑩頭皮から20cm離したドライヤーで髪を乾燥させる

基本的に、洗髪全体にかかる所要時間は6~8分、「⑤頭皮を優しくマッサージしながらシャンプーで洗髪」をするのは1~2分が目安です。

正しいシャンプーの仕方について、詳しくは「シャンプーの仕方は考えている?正しい洗髪手順をご紹介!」で解説しているので併せてご覧ください。

シャンプーをする時間帯は、基本的に毎日「夜」に洗髪をしてください(朝シャンは基本NGです)。

夜にシャンプーで洗髪をおすすめする理由
(A)髪の成長が促進される
(B)頭皮トラブルの回避に繋がる

髪の毛は午後10時~午前2時に髪の毛母細胞が活発化して多くの栄養を摂り込み、午前3時~午前9時の間に1日の成長をします。

就寝前にシャンプーで洗髪をしておけば、睡眠中の頭皮に余分な皮脂汚れがない清潔な状態を保てるので、髪の成長促進に繋がります。

また、髪の成長中である時間帯は頭皮の毛根が緩んでいる状態のため、朝シャンをすると毛穴にシャンプー成分が残りやすくなり、頭皮トラブルの元になってしまいます。

薄毛対策のシャンプーの正しい選び方

ヘアケアで薄毛や抜け毛対策をする上で、シャンプーの選び方も大切なポイントです。

薄毛対策シャンプーといえば「育毛シャンプー」や「スカルプシャンプー」などの謳い文句がある商品が一般的ですが、これらは薄毛対策としての定義が明確に実証されている訳ではないので注意をしてください。

ヘアケアで薄毛や抜け毛対策をする上で重要なのは、「健康な頭皮へ導いてくれるシャンプーを選ぶこと」です。

髪コトおすすめ!シャンプーを選ぶ3つのポイント
①アミノ酸系の界面活性剤が洗浄成分の商品
②自分の頭皮に合った商品
③エタノール(アルコール)の配合の有無

薄毛対策としてシャンプーを選ぶ時、注目したいのは「洗浄成分」です。

アミノ酸系のシャンプー(アミノ酸系天然界面活性剤)は洗浄力がマイルドで、頭皮への刺激が少なく、必要な脂分を保ってくれるという特徴があります。

シャンプーボトルなどの表示成分表の中で、5番目までに以下記載されている商品がアミノ酸系シャンプーです(「水」の次に記載されていればなお良い)。

アミノ酸系シャンプーの商品表示
・ココイル〇〇〇
・ラウロイル〇〇〇

※アミノ酸系の自然界面活性剤は複数種類ありますが、ほとんどが頭に上記の表記があります

この他、商品によっては「男性用」「女性用」「乾燥肌用(ドライ)」「オイル肌用」「敏感肌用」など、頭皮タイプに併せたメーカー記載の表記もあります。顔のスキンケアと同様、ご自身の頭皮環境に合ったシャンプーのタイプを選ぶとより良いでしょう。

エタノールやアルコールが配合されたシャンプーは、殺菌効果が期待できるものの頭皮が乾燥しやすいというデメリットもあります。

特に頭皮が乾燥している方は、アルコールやエタノールなどの表記がないか、シャンプーの成分表をしっかりチェックしましょう。

シャンプーボトルに「エタノール」と書いてあるイメージ画像

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」によると、男性のAGAによる薄毛対策シャンプーとして、「2%ケトコナゾール(KCZ)」が配合されたシャンプーが薄毛対策として有効性は低いものの使ってみてもよいと発表されています。

AGAによる薄毛対策としては有効なシャンプーですが、ケトコナゾール配合のシャンプーは外用薬の一種のため医師の処方が必要で、手軽に入手できるシャンプーではありません。

薄毛対策②頭皮マッサージをする

頭皮をマッサージしている男性のイメージ画像

ヘアケアで薄毛や抜け毛対策をするなら、忘れてはいけないのが「頭皮マッサージ」です。

薄毛や抜け毛には様々な原因がありますが、生活習慣やストレスなどで自律神経が乱れると頭皮の血行不良になり、髪の成長に必要な栄養を毛母細胞に届けることができません。

頭皮マッサージをすれば頭皮の血行が促進されるため、髪に必要な栄養素が毛母細胞に摂り込まれやすくなり、ヘアサイクルの乱れの改善に繋がります。

毎晩のシャンプーでの洗髪時や育毛剤を塗布する時など、頭皮マッサージを意識してみると良いでしょう。

効果的な頭皮マッサージのやり方やツボについて、詳しくは「このツボが効く!薄毛・抜け毛対策に頭皮マッサージを!」をご覧ください。

薄毛・抜け毛の防止対策~食べ物や生活習慣の改善編~

薄毛や抜け毛の防止対策として、ヘアケアと同時に行っていただきたいのが「食べ物や生活習慣の改善をすること」です。

食べ物や生活習慣の乱れを改善すれば、髪に必要な栄養が毛母細胞に届きやすくなり、ヘアサイクルの乱れを正常化することに繋がります。

20代・30代・40代・50代全ての年代の男性におすすめできる薄毛対策ですが、特に20代で薄毛や抜け毛にお悩みの男性は、不規則な生活習慣が影響している可能性があります。

薄毛対策③食べ物や食事内容を見直す

家庭料理とファストフードの比較イメージ画像

生活習慣を見直して薄毛や抜け毛対策をするなら、「タンパク質(アミノ酸)」「亜鉛」「ビタミン」を含む食べ物を積極的に食事に取り入れましょう。

栄養素 目的
タンパク質
(アミノ酸)
髪の主成分であるケラチンを作る
亜鉛 アミノ酸の結合を手伝う
ビタミン類 亜鉛の吸収を助ける作用がある

※表は横スクロール可能です

髪の主成分は「ケラチン」で、「タンパク質を摂取→アミノ酸に分解→18種類のアミノ酸が再合成→ケラチンが生成」という順で髪の毛が作られます。

18種類のアミノ酸の中でケラチンの生成に欠かせないのは「アルギニン」「メチオニン」「シスチン」ですが、アミノ酸のどれか1つが不足すれば、ケラチンが適切に生成されません。

重要なのは「バランス良く摂取すること」です。

これらの栄養素の役割について、詳しくは「髪の毛に必要な栄養素「アミノ酸・亜鉛・ビタミン」の役割」をご覧ください。

「タンパク質」「髪の生成に必要なアミノ酸」「亜鉛」「ビタミン」などの栄養素が、どんな食べ物に含まれているのか分からない方のために、各栄養素が含まれる食べ物を一覧表でまとめたので参考にしてください。

タンパク質 ・肉類
・鶏卵
・乳製品
アルギニン
(アミノ酸)
・鶏肉
・牛乳
・大豆
・ナッツ類
メチオニン
(アミノ酸)
・貝類(しじみやアサリ)
・緑黄色野菜
シスチン
(アミノ酸)
・赤身魚(カツオやマグロ)
・ブロッコリー
・玉ねぎ
亜鉛 ・牡蠣
・牛肉
・甲殻類
・うなぎ
・切干大根
・ドライフルーツ
ビタミン ・柑橘類やイチゴ
・緑黄色野菜
・キノコ類(まいたけなど)

※表は横スクロール可能です

1回の食事でこれらを全て摂取する必要はなく、1日でこれらの食べ物をバランス良く摂取できれば問題ありません。

1日の食事のメニューに例えれば、以下のようなイメージです。

【栄養バランスの良い食事メニューの例】朝食:牛乳、トースト、ゆで卵、ヨーグルト(ドライフルーツ入り)。昼食:白米、ブロッコリーと生野菜のサラダ、鶏肉とまいたけのソテー、野菜スープ。

【栄養バランスの良い食事メニューの例】間食:ナッツやドライフルーツ。夕食:白米、カボチャの煮物、マグロのお刺身、切干大根と大豆の煮物、しじみの味噌汁、デザート(イチゴ)。

自炊が大変な場合は、コンビニ等で購入できる商品で補うという方法もあります。

例えば、牡蠣やマグロの缶詰や、緑黄色野菜のスティックサラダ、野菜の煮物などのお惣菜はどのコンビニでも購入できますよね。

もう一度言いますが、「重要なのはバランス良く摂取すること」です。

コンビニ弁当だけ・インスタント食品ばかり・肉類や炭水化物ばかり…ではなく、栄養素を豊富に含んだ食べ物を、1日かけてバランス良く摂取しましょう。

薄毛対策④サプリメントで栄養補給

サプリメントで栄養補給しているイメージ画像

食べ物や食事の内容を見直す事が大前提ですが、必要な栄養をちゃんと摂取できているか不安な方は、サプリメントで足りない栄養素を補給する方法もあります。

先述したとおり、髪の生成に必要な栄養素は「タンパク質(アミノ酸)」「亜鉛」「ビタミン」です。

ただし、亜鉛は摂取しすぎると副作用が出ることがあるので注意をしてください。

亜鉛を過剰摂取すると急性中毒を発生させて嘔吐や食欲不振などが起こる可能性があり、慢性的に過剰摂取すると貧血・免疫機能低下・代謝異常に繋がってしまいます。

食事で亜鉛の過剰摂取を心配する必要はありませんが、サプリメントで補う場合は「1日の摂取量10mg(成人男性)」を目安にしてください。

亜鉛の過剰摂取の危険性について、詳しくは「髪の毛に必要でも過剰摂取が危険な栄養素とは!?」をご覧ください。

薄毛対策⑤良質な睡眠を確保

睡眠を取っている男性のイメージ画像

生活習慣の改善で薄毛や抜け毛対策をするなら、良質な睡眠を確保することも欠かせません。

睡眠は1日の疲れをリセットするだけではなく、細胞の生まれ変わりやホルモンの分泌を促す時間で、髪の毛の成長にも大きな関係があります。

睡眠不足が続くと自律神経が乱れたりストレスを感じやすくなったりして、その影響で血液循環が悪化してしまいます。

血液循環が悪化すると髪に必要な栄養素が毛母細胞に行き届きにくくなり、その結果ヘアサイクルが乱れて薄毛や抜け毛の原因になってしまうのです。

良質な睡眠を取るために、髪コトでは以下のような対策をおすすめしています。

良質な睡眠を取るためのコツ
・適切な室温(夏は25~26℃、冬は22~23℃)
・暗めの照明で静かな環境
・体にフィットする寝具や枕

寝る前のスマホやPC作業などは、光による興奮状態が収まらず、寝つきが悪くなる原因になるので控えましょう。

長時間パソコンなどで目を酷使される職業の方は、目元を温めるなどのケアをすればリラックス効果も高まります。

この他、就寝前に食事をすると、胃や腸に働きかける「レプチン」と呼ばれるホルモンが分泌され、体や脳が働いている状態になります。食事を胃で消化するには3時間程度かかるため、就寝3時間前までに夕食を済ませておくと良いでしょう。

良質な睡眠を取るためのコツについて、詳しくは「睡眠前にするべきことは?睡眠の質をアップする方法」をご覧ください。

薄毛対策⑥生活習慣の改善

アルコールとタバコのイメージ画像

薄毛や抜け毛対策はバランスの取れた食事内容や良質な睡眠が重要ですが、「過度のアルコール」「喫煙」「コーヒーの飲みすぎ」にも注意が必要です。

× 過度のアルコール
過度のアルコールを摂取することで交感神経が刺激され、眠りが浅くなり、良質な睡眠をとることが難しくなります。
アルコールは飲みすぎなければ血行を促進する働きもありますが、適度な飲酒に留めることが重要です。
× コーヒーの飲みすぎ
コーヒーに含まれるカフェインには興奮作用があり、交感神経を刺激し良質な睡眠の妨げになります。
個人差はありますが、3~4時間は興奮作用が持続するため、夕方以降はコーヒーを飲まないようにしましょう。
× 喫煙(タバコ)
タバコのニコチンには毛細血管の収縮作用があり、血液循環の悪化が懸念されます。
血液循環が悪化すると毛母細胞が髪の成長に必要な栄養素を摂り込みにくくなってしまいます。

アルコールやタバコが薄毛や抜け毛に与える影響について、詳しくは「お酒とタバコは薄毛や抜け毛にどのような影響を与える?」をご覧ください。

薄毛対策⑦運動不足の解消

速歩き(速足)で運動不足を解消している男性のイメージ画像

薄毛や抜け毛対策として生活習慣を見直す上で、運動不足の解消も大きな役割を担っています。

特に有酸素運動は新陳代謝の活性化が期待できるため、頭皮の血液循環の改善に繋がり、髪の毛に必要な栄養素が毛母細胞に届きやすくなります。

本格的にスポーツジムに通うのが理想ではありますが、普段から全く運動をしていない人であれば、継続できずに挫折してしまうケースも少なくありません。

無理をせずに続けられる有酸素運動で、髪コトが推奨するのは「早歩き」と「軽いジョギング」です。

早歩き(速足)
通常のウォーキングよりも速度を上げて歩くことで、1.3倍のエネルギー消費が期待できます。
”さっさと歩く”ことを意識すればOKですが、常に同じ速度を保つ必要はありません。
速足&ゆっくりを組み合わせて、無理のない範囲で行いましょう。
軽いジョギング
速足で慣れてきたら、運動強度を高めてジョギングに挑戦しましょう。
ジョギングは運動強度が高く、多くのエネルギー消費が期待できます。
自分のできる範囲のスピードでOK、早歩き(速足)やウォーキング等と併用して無理のない範囲で行いましょう。

早歩き(速足)もジョギングも1日20~30分が目安で、「通常時よりも心拍数が高い」ことが重要です。

心拍計機能が搭載されているスマートウォッチを使えば、平常時と運動時の心拍数の比較や、実際の運動量や経過時間などを簡単に測定できるのでおすすめです。

速足やジョギングによる運動不足解消について、詳しくは「すぐに始められる!髪コトが推せんする効果的な運動(前編)」をご覧ください。

早歩き(速足)やジョギング以外で気軽に始められる運動について、詳しくは「仲間と楽しめるスポーツで運動不足を解消して薄毛対策!髪コトが推せんする効果的な運動(後編)」をご覧ください。

屋内での運動不足の解消方法

新型コロナウイルス感染対策で外出自粛が推奨されている中、屋外での早歩き(速足)やジョギングなどの運動が難しいこともありますよね。

ステイホーム中でも自宅の室内でできる、運動不足の解消方法のアイデアをご紹介するので参考にしてください。

・YouTube動画を見ながらヨガや体操をする
・窓や床の拭き掃除をする
・お風呂掃除をする

新型コロナウイルス対策によって、YouTubeなどでエクササイズ関連の動画コンテンツは爆発的に増えています。

マンションの下階に音が響かないエクササイズ動画などもあるので、どんな住宅環境の人でも気軽に始められるでしょう。

また、窓や床の拭き掃除やお風呂掃除は、手を使った大きな動きや全身運動が必要で、意外と運動強度が高いです(効果は軽いウォーキングと同等)。

運動不足解消&自宅も綺麗になって一石二鳥、スッキリとした清潔空間でリラックス効果も期待できそうですね◎

薄毛治療は徒労に終わる?意外な落とし穴も・・・

AGA治療のデメリット(効果が見込めない可能性がある・金銭的負担が大きい・副作用が発生する可能性がある)を表したイラスト画像

薄毛や抜け毛は「間違えたヘアケア」や「不健康な生活習慣」が原因になりますが、男性の場合は「AGA(男性型脱毛症)による原因」が多くの割合を占めています。

記事の冒頭でもお話しましたが、AGAによる薄毛や抜け毛の場合、ヘアケアや生活習慣の改善をしても、AGAの進行を止めることは難しいです。

この章では、多くの男性の薄毛の原因となる「AGA(男性型脱毛症)」の治療方法とその特徴、デメリットをご紹介します。

AGAの治療方法と特徴

治療方法 特徴
外用薬
(発毛剤)
・少なくとも4ヶ月以上は継続
・使用を止めると発毛効果が無くなる
・価格目安は1本約7,000円
内服薬
(AGA治療薬)
・少なくとも1年以上は継続
・使用を止めると発毛効果が無くなる
・価格目安は月7,000円~1万円(※1)
自毛植毛 ・手術をすればアフターケアなし
・費用目安は浅めM字で50~100万円
(本数によって変動)

※表は横スクロール可能です

※1:1日1錠で服用した場合(1箱30錠)
※2:薄毛の範囲が限定されていることが前提

AGA治療は時間も根気も費用も必要で、特にAGA治療薬は使用をやめると発毛効果が無くなり、数か月で元の状態に戻ってしまいます。

AGA治療のデメリット

AGA治療によって薄毛改善を期待できる反面、次のようなデメリットがあります。

1.継続的に治療しないと効果が見込めない
2.継続的に治療したとしても、期待したほどの効果が出ないこともある
3.金銭的負担が大きい
4.副作用が発症する可能性もある

デメリット① 継続的に治療しないと効果が見込めない

AGA治療の効果を実感できるのは、早い人でも開始から3ヶ月~半年間はかかります。

また、変化を感じたとしても治療を止めてしまうと元に戻ってしまいます。

基本的には一生続ける必要があるのです。

デメリット② 継続しても期待したほどの効果が出ないこともある

AGA治療によって、発毛効果があったとしても産毛が生えた程度で期待したほどではないケースも多いです。最悪の場合、全く効果が出ないこともあり得ます。

発毛効果が出ない可能性があることは、治療前に医師からも説明があります。

つまり、確実な効果は約束されていない治療なのです。

デメリット③ 金銭的負担が大きい

治療方法、通院するクリニックにもよりますが、AGA治療の費用は月間で約1万円~2万円かかります。そして、保険が適用されません。

何より継続利用が必要なので、毎月1万円~2万円を永続的に支払う金銭的負担は大きいです。

確実に効果が出るわけではない治療の費用としては、高いと言えるでしょう。

デメリット④ 副作用が起きる可能性もある

AGA治療で使用する外用薬、内服薬には副作用の可能性もゼロではありません。

代表的なのは「発毛剤」です。

よく誤解をされる方が多いのですが、「発毛剤」と「育毛剤」では得られる効果が異なるので注意をしてください。

発毛剤(第1類医薬品)
発毛剤は「髪の毛を生やす」「AGA進行を防ぐ」ことが目的で、「髪が生える」という効果が実証されています。
厚生労働省によって副作用により日常生活に支障を来す程度の健康被害を生ずる恐れがある「医薬品」と定められています。
ただし発毛剤については、通常の医薬品の副作用の確率よりもかなり低いと言われています。
育毛剤(医薬部外品)
育毛剤は「髪の毛を育てる」「抜け毛を防ぐ」ことが目的です。
「医薬部外品」と表示があり、厚生労働省が効果・効能を認証した成分が、一定濃度で配合されているのが特徴です。
人体に対する作用が緩和的で、安全性上特に問題はありません。

その発症率は低いとはいえ、副作用による健康被害が起こる可能性があるのが第1類医療品である「発毛剤」です。

発毛剤には、「ミノキシジル」という発毛成分が配合されています。ミノキシジルには血管拡張作用があり、元々は高血圧治療のために開発された薬品です。

このミノキシジルによって副作用が起きる可能性があるのです。代表的な副作用は次のようなものです。

●めまい
●頭痛
●動悸
●手足のむくみ
●頭皮のかぶれ、かゆみ

また、AGA治療の内服薬による副作用もあります。

AGA治療において、最も推奨度の高い内服薬の有効成分は「フィナステリド」と「デュタステリド」です。

フィナステリドが配合されている国内の代表的なAGA治療薬の名称は、MSD株式会社の「プロペシア」です。デュタステリドが配合されている国内の代表的なAGA治療薬の名称は、グラクソ・スミスクライン株式会社の「ザガーロ」です。

両者には次のような副作用があります。

プロペシア
(フィナステリド)
●性欲減退
●勃起不全
●射精障害
●肝機能障害
●抑うつ症状
●めまい
サガーロ
(デュタステリド)
●性欲減退
●勃起不全
●乳房障害

※表は横スクロール可能です

両者とも発症率は低いものの、ザガーロ(デュタステリド)の方が若干高い発生頻度となっています。AGA治療で使用する外用薬、内服薬ともに副作用の可能性があることは心得ておきましょう。

発症した場合は使用を中止して、医師や薬剤師に相談しましょう。

AGA治療は慎重に

これまで説明した通り、AGA治療は確実に効果が期待できるものではなく、費用も高額です。最悪の場合、副作用が発症するケースもあります。

テレビCMや電車広告で目にすることも多いAGA治療ですが、デメリットを踏まえた上で検討しましょう。

「時間をかけられない」「根気よく継続できない」「お金をかけたくない」という人は、”今すぐ”見た目を変えられる薄毛対策をおすすめします。

薄毛対策中でもOK!今すぐ自然にカバーする方法

今回ご紹介した薄毛や抜け毛対策は、効果を実感するまでにある程度の時間がかかります。

ヘアケアや生活習慣の見直しと並行してAGA治療をしている方でも、気になるのが「他人から見られた今の薄毛状態」ではないでしょうか。

実は、今すぐ薄毛をカバーする方法は沢山あります。

例えば…
①ヘアスタイルを工夫する
②髪を太くするコーティングでハリ・コシを与える
③ピンポイント増毛でボリュームアップさせる
④「ウィッグ」を使用する

これから詳細を解説していきますが、どの方法を選択するかはみなさんの自由です。

それぞれのお悩みに合った、適切な方法を考えましょう。

方法① ヘアスタイルを工夫する

薄毛専門美容室スヴェンソンのヘアカットによるビフォーアフター

※薄毛専門美容室スヴェンソンの「デザインカット」によるビフォーアフター

今すぐできる薄毛対策として、「ヘアスタイルの工夫をする」という方法があります。

薄毛でお悩みの男性は、つい「髪を長くして隠す」傾向にありますが、髪を長くするとボリュームダウンを促してしまい、逆に薄毛が目立ってしまいます。

薄毛専門のヘアサロンでヘアカットをオーダーし、薄毛が目立たなくなった事例が沢山あります。

薄毛専門美容室スヴェンソンの「デザインカット」というメニューでは、薄毛専門のスタイリストが独自のテクニックで一人ひとりにあったヘアスタイルに仕上げてくれます。

カットだけでなく、髪の悩みに関する相談、アドバイスもしてくれます。

「デザインカット」について、もっと詳しく知りたい方は以下リンクをご覧ください。

方法② 髪を太くするコーティングでハリ・コシを与える

スヴェンソンの「ヘアライズ」による髪のビフォーアフター

※スヴェンソンの「ヘアライズ®」によるビフォーアフター

髪の毛に独自のコーティングを施すことで、髪の毛を太く、ハリやコシを与える方法があります。

それは、スヴェンソンの独自技術「ヘアライズ®」です。

髪の毛をコーティングして薄毛をカバーする方法は他にもあります。代表的なのは増毛スプレーでしょう。しかし、増毛スプレーは手軽にできる反面、雨や汗に弱く、成分が落ちやすいという弱点があります。

その点、スヴェンソンの「ヘアライズ®」は成分を浸透吸着させたあとに成分を閉じ込めます。

①髪を太くする成分を外と内側に浸透吸着させる
②髪の外側をコーティング。髪を太くする成分を閉じ込める
③太さをキープ、スタイリングのW効果で髪全体をカバー

簡単3ステップで、髪の毛を太くするだけでなく、その太さが約1ヶ月間も維持されます。さらに、髪をキープする自宅用ジェル「ヘアライズブースト」もセットになっているメニューです。施術時間は1回60分なので、空き時間で気軽にいけるのも魅力的ですね。

髪をボリュームアップさせたい方は、以下のページをチェックしてみてください。

方法③ ピンポイント増毛でボリュームアップ

スヴェンソンの「マイヘアプラス(ピンポイント増毛)」による薄毛のビフォーアフター

※スヴェンソンの部分増毛「マイヘアプラス」によるビフォーアフター

地毛だけではどうしても薄毛をカバーできない人は、増毛という選択肢もあります。

スヴェンソンの「マイヘアプラス」は、部分的な増毛で、地毛1本1本に人工毛や人毛を結びつけて自然なボリューム感を再現します。

スタイリングの自由度も高く、特殊技術により定着率は99.2%、さらにリユース可能なためある程度の期間は継続利用もできます。

・地毛を活かして増毛したい方
・増毛しながら育毛を続けたい方

上記のような人におすすめの増毛方法です。

株式会社スヴェンソンの「マイヘアプラス」をもっと知りたい方は、以下のページをチェックしてみてください。初回は特別価格でサービスを受けることができますよ。

方法④ 「ウィッグ」を使用する

スヴェンソンの「編み込み式増毛(ウィッグ)」による薄毛のビフォーアフター

※スヴェンソンの「編み込み式増毛」によるビフォーアフター

今すぐできる薄毛対策として、ウィッグを使用する方法もあります。

「ウィッグ=不自然」というイメージが先行していますが、スヴェンソンの月額定額制ウィッグ増毛なら、イージータイプからフルオーダータイプまで種類が豊富、さらに高品質なウィッグを劣化を気にせず愛用できます。

ウィッグ最大の魅力はなんといってもその即効性で、付けたその瞬間から理想の髪型を実現してくれます。

さらに、スヴェンソンのウィッグは編み込み式を採用。意図せずに外れる心配も無く、日々のシャンプーはもちろん、サーフィンなどの激しいスポーツでも問題ありません。

スヴェンソンの月額定額制ウィッグ増毛をもっと知りたい方は、以下のページをチェックしてみてくださいね。

参考文献

TASCLAP「正しい髪の洗い方って? 美容師に学ぶシャンプーの方法
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「髪の質や濃さの年齢や個人による違いは、どういうことによるのでしょうか?
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「「脱毛症」とはどんな病気ですか?
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「男性型脱毛症の治療はどうしますか?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)
厚生労働省「一般用医薬品のリスク区分
グロノーブル美容専門学校「シャンプーイング
KAO「 髪と頭皮にやさしい洗髪方法
江崎グリコ「亜鉛の効果・効能。男性にも女性にもメリットがたくさん!
小林智美「ステイホームで運動不足を解消するとっておきの方法とは?
親和クリニック「自毛植毛の費用はどれくらいかかる?
国際毛髪皮膚科学研究所「毛髪科学」
新宿AGAクリニック「AGA治療、やめるとどうなる!?

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