女性も不安!20代女性~60代以上の年齢・年代別髪の毛に関する悩みの傾向と対策

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

髪の悩みグラフ

20代女性から60代以上の女性にアンケートをしたところ、約6割の女性が髪の悩みを抱えているという結果になりました。年齢・年代別に悩みの内容は変わりますが、いつも美しくありたいという願いは年齢問わず、女性共通です。この記事では、女性の髪の悩みやその原因、対策についてご紹介します。

年齢・年代別髪の毛の悩み

まず、20代以上の女性約2,000人に対するアンケートの結果を年代別に見ていきます。

ターゲット:[居住地]全国、[年齢]20歳以上 99歳以下、[性別]女性
回収時期:2019年09月
サンプル数:2000
調査方法:インターネット調査

60代女性の髪の悩み

60代女性の髪の悩み
60代女性では、「白髪」に悩む人が38.7%と一番多く、2位「くせ毛」(17.0%)の約2.3倍、3位「ぺたんこ髪(ボリュームがでない)」(14.5%)の約2.7倍と圧倒的な数値となっています。歳を重ねるごとに白髪が増えてきて、ちょうど髪全体が白髪で真っ白になる方も出始めたりで同じ年代の方と比べて、若々しさの面で悩んでいる方も多いのかもしれません。また、「ぺたんこ髪」と関連して、同じくらいの割合で「薄毛」に悩む人が12.1%となっています。以下、「かゆみ」が6.0%の結果となっています。

50代女性の髪の悩み

50代女性の髪の悩み
50代は「白髪」に不安を感じる方が4割を超えます。各年代を通じて、「白髪」で悩んでいる方の割合が最も多く、60代女性の38.7%と比較して、1.5%多い結果となっています。ドライヤー後に広がってまとまらない「くせ毛」が20.1%、「ぺたんこ髪」が11.5%など、年齢による髪の悩みが増えます。さらに、円形脱毛症などの「薄毛」が10.9%、頭皮湿疹や乾燥が原因の「かゆみ」に悩む方が6.2%という結果が出ました。

40代女性の髪の悩み

40代女性の髪の悩み
40代は、「白髪」に悩む方が全体の32.2%にのぼります。次に「くせ毛」の不安に20.4%、さらに「薄毛」「ぺたんこ髪」が11.5%、「枝毛」「かゆみ」が7.9%と続きます。40代は加齢が原因で髪に艶とハリが失われ、ぱさつき、抜け毛などが増えます。また、乾燥の悩みも増えるので、髪全体に悩みを感じている様子がうかがえます。

年代別の対処法が知りたい方は、こちらをご覧ください。

抜け毛が多い女性必見!年代別の原因と今すぐできる対策方法

30代女性の髪の悩み

30代女性の髪の悩み
30代は、「白髪」の悩みが増えてくる年代です。「白髪が悩み」と回答する方が23.1%いました。どうやら、少しずつ白髪が増える年代なのかもしれません。パーマがかかりにくい「くせ毛」が22.6%、髪が広がりやすくなる「枝毛」が13.2%、「ぺたんこ髪」が11.0%と続きます。また、「薄毛」に悩む人が7.8%となっており、薄毛の原因である抜け毛や地肌の乾燥、ぱさつきが気になる女性が増えはじめます。

20代女性の髪の悩み

20代女性の悩み

20代女性は、26.0%の方が「枝毛」に悩んでいました。髪の傷みや枝毛があるとヘアセットの際にうまくまとまりません。次に多い「くせ毛」は25.1%、髪にボリュームのない「ぺたんこ髪」に悩む女性は12.2%いました。
また、乾燥やできものなどによる「かゆみ」と回答した方が8.0%、「薄毛」に悩んでいる方も7.7%となっています。同じ20代でもさまざまな悩みがあるようです。

 女性の髪の悩みにおける原因と対策

 次に女性が髪の毛に対して不安に感じる原因と対策についてご紹介します。

60代女性の髪の悩みにおける原因と対策

薄毛の状態
60代女性はぺたんこ髪や薄毛などにより髪のボリュームが減り、薄毛になるため、白髪がより目立ちはじめる年齢です。

60代の女性が白髪染めをするなら、頻度は1~2ヵ月を目安にしましょう。白髪染めによるダメージが原因で、髪のトラブルが増えてしまい、かえって髪のボリュームが減るといった負のスパイラルに陥ってしまうからです。髪に優しいシャンプーに変えてみたり、育毛剤を使ってみたり、積極的なケアを心がけてください。

髪の毛のボリュームが減ってしまうと、年齢が出てしまいます。なので、トップにボリュームが出るようなひし形ヘアスタイルを取り入れてみるのもおすすめです。

薄毛にお悩みの方はこちらをご覧ください。

薄毛に悩むのは男性だけではない!?アンケート結果にみる実話ベースの女性の薄毛事情

50代女性の髪の悩みにおける原因と対策

更年期の図
50代女性は更年期を迎えると、加齢やストレス、生活習慣病などが原因で、抜け毛や切れ毛、円形脱毛症などの髪の悩みが増えます。主に白髪や薄毛が目立ちやすいのは、頭頂部や分け目、側頭部などです。

カラーやパーマを控えてみたり、50代女性の悩みである更年期障害の改善に努めたりすることで、状態が緩和できる場合もあります。頭皮の血行促進のためにマッサージを取り入れるほか、不規則な生活習慣を見直しましょう。

抜け毛のメカニズムを知り、生活習慣を見直したい方はこちらをご覧ください

抜け毛の多さの判断基準は?男女差は?視覚的に髪の本数を把握しよう

40代女性の髪の悩みにおける原因と対策

髪を気にする女性
 40代女性になると、白髪の悩みがより増え、定期的に白髪染めをしなければなりません。美容院で毎回染めるとコストがかかるので、セルフケアで済ませている方も多いでしょう。

しかし、後頭部が染まっていなかったり、薬剤が合わず頭皮がトラブルに見舞われる場合もあります。

特に40代女性は更年期に差しかかり、ホルモンバランスが不安定になります。それが原因でトラブルに悩まされることも少なくありません。

ヘアカラーや白髪染めをする場合は、自分に合った薬剤を使用してください。美容院で髪のプロに相談するのもおすすめです。白髪染めに抵抗がある場合は、目立ちにくいカラーを提案してもらえるでしょう。

40代以上の女性の抜け毛が多い原因を知りたい方はこちらをご覧ください

抜け毛が多い女性必見!年代別の原因と今すぐできる対策方法

30代女性の髪の悩みにおける原因と対策

鏡をみて悩んでいる女性
 「枝毛」や「くせ毛」「ぺたんこ髪」の対処法は20代女性の場合と大きく変わりません。しかし、30代女性が特に気をつけたいのが「白髪」のケアです。年齢が原因で黒い髪の元になる「メラノサイト」の機能がうまく働かなくなると、白髪は元に戻りません。

しかし、アミノ酸やミネラルが不足している場合や、血流の悪さが原因で毛根まで栄養が届きづらい場合は、まだ改善の余地があります。30代女性なら規則正しい生活習慣を送り、タンパク質や亜鉛、チロシン、ヨードなど髪に良い栄養素を積極的に摂取しましょう。

妊娠や出産での抜け毛にお悩みの方はこちらをご覧ください

【妊娠・出産での抜け毛】なんで?にお答えします!

20代女性の髪の悩みにおける原因と対策

髪に悩んでる女性
  「枝毛」は、キューティクルが傷つくことで起こります。カラーやパーマを繰り返すことで、知らず知らずのうちに髪にダメージを与えているかもしれません。太い髪は、キューティクルが厚く裂けて枝毛になり、逆に柔らかい髪は、髪が引っ張られることで枝毛になります。「くせ毛」や「ぺたんこ髪」は遺伝的な原因の他に生活習慣の乱れで起こるので、次の方法で髪の毛をケアしてください。

・こまめに毛先を切りそろえる

・丁寧にブラッシングをし、髪を引っ張らない

・ドライヤーやヘアアイロンの熱で髪に負担をかけすぎない

・シャンプーやヘアエッセンスを活用する

上記のように、ちょっとした工夫で髪の悩みは改善します。ヘッドスパや頭皮マッサージも効果的です。

20代で抜け毛が気になる方はこちらをご覧ください

若いのに抜け毛が多い!?男女ごとの原因と今からできる4つの対策方法

年齢とともにある髪の悩み

 女性は年齢を重ねるにつれ、「白髪」や「薄毛」に悩む女性が多くなります。更年期障害によるホルモンバランスの乱れや、白髪染めのしすぎによるダメージが原因のようです。

髪には年齢が出るので、年代別に合った髪の方法で丁寧にケアすることをおすすめします。

年齢を重ねた髪は、ボリュームが大事です。髪のプロである美容師に相談して、トップに膨らみのある髪型に変えるのはどうでしょう。女性における髪の不安は体質や年代により実にさまざまです。それぞれポイントを押さえたケアを取り入れてみましょう。

記事の参考URL

https://www.beauty-navi.com/qa/138?from_reference_faq_list
https://beauty.epark.jp/hair/article/bc-1/mc-6/sc-11/writing-000289/
https://kufura.jp/beauty_health/hair-makeup/43665
https://www.biteki.com/hair/trouble/387954
https://news.mynavi.jp/article/20181113-723191/

公開日:2020/05/11

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